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日本医科大学医学部後期入試の1次試験合格発表がありました(2018-03-07)

こんにちは。
トータルアドバイザーの鈴村です。

本日13時に、日本医科大学医学部後期入試の1次
試験合格発表があり、141名の方が合格されました。

日本医科大学は1次合格者の受験番号を見ると、最後
の番号の人が「1,265番」であることがわかります。
少なくとも昨年の志願者1,189名を越えていることは
確実で、やはり6年間で570万円の学費減額は、受験
生にとってかなり影響が大きかったことがわかります。

日本医科大学は繰り上げ合格者数を公表していません
ので、昨年の補欠候補者60名のうち何名が繰り上げ
合格になったかはわかっていません。ただ、日本医科
大学に在籍しているメルリックスの卒業生によると、
補欠順位30番台までは回っているのではないかとい
うことです。メルリックスでは10番台までは本人に
確認が取れています。

昨年の正規合格者が18名ですから、繰り上げも含めた
最終合格は30~50名ほどと考えられます。仮に150名
のうち130名ほどが2次試験を受験したとすると、
1次試験合格後の倍率は約2.6倍~約4.3倍です。

日本医科大学医学部後期入試の小論文と面接は、いず
れも前期とは異なる形式です。
昨年の小論文は映像を30分間見てから、60分で600字
を書かせるものでした。面接は個人面接とディベートが
行われました。個人面接は前期と同じでしたが、グルー
プ討論が、10名の受験生が2つの意見に分かれて討論
する「ディベート」形式でした。

これまで私立医学部のグループ討論は、協調性が大切で
あり、自分ばかりが喋ったり、目立ったりといった態度
は面接官から見てNGでした。
ところが、昨年行われた日本医科大学のディベートは
2つのグループに分かれて意見を交わした後、それぞれ
の代表者を決めて最終弁論を行い、多数決を決めるもの
でした。

このディベートをどういう形で行うか?
いわゆる本物のディベートとして、ルールに基づいて
勝敗を決める試合形式で行うのか?
それとも、やはり協調性を重視したコミュニケーション
の場と考えるのか?

ここでヒントとなるのが、日本医科大学の募集要項に
ある「後期試験の小論文及び面接試験は、学力の
3要素をより多面的、総合的に評価するため、前期
試験より試験時間が長くなります」という文言です。

学力の3要素とは、次の3つを言います。

① 知識・技能の確実な習得
②(①を基にした)思考力、判断力、表現力
③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

ディベートに関係するのは、③だと思われますので、
明日はそれを踏まえて、私がディベートを担当させて
いただきます。

また、小論文についても、小論文科の主任講師と話し
合って、どういう形式で行うか討議を重ねました。
実は今日発表のあった、埼玉医科大学医学部のセンタ
ー利用試験前期も、動画を見て書く形式の小論文です。
先日、お見えになった受験生に、日本医科大学の対策
講座で討議した内容を踏まえて「大学側はこういった
ことを求めているのではないか」という話をさせてい
ただいたところ、今日その方から「合格しました」と
いうご報告をいただきました。
どうやら大学側の意図について、まるで的外れなこと
を考えているのではなさそうだと、それなりに自信を
持つことができました。
明日、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

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