医学部の情報を読み解く

新設医学部の難易度を見る・九州、首都圏編

ひとつの大学の中で、
医学部と他学部の入試難易度はどうなっているのか、
旧設医学部新設医学部と見てきました。

前回は、関西の大学として近畿大学を取り上げて
医学部と他学部の入試難易度の比較をしましたが、
今回はまず九州を見てみましょう。

九州の医学部ということで、今回は、
福岡大学医学部を取り上げます。
福岡大学の工学部のボーダーライン偏差値はどうでしょう。
例によって駿台さん、河合さん、代ゼミさんによれば
40~52です。

それでは福岡大学医学部
ボーダーライン偏差値はどうでしょうか。

福岡大学医学部
60~65です。
福岡大学では医学部と他学部では少なくとも
偏差値で13以上の差があります。
やはり、大きな差がありますね。

関西、九州と医学部と他学部の難易度を見てきましたが、
首都圏ではどうでしょう。
首都圏では帝京大学を見てみましょう。

帝京大学の理工学のボーダーライン偏差値BF~48です。
BFとはボーダーフリーの略で、
特にボーダーラインはなく、ほぼ全入ということです。

ちなみに駿台さん、代ゼミさんは学科によって違いますが、
例えばバイオサイエンス学科であれば、
駿台さんが47、代ゼミさんが48になっています。
BFと47、48とでは、これも随分差がありますね。

さて、帝京大学の医学部ですが、
ボーダーライン偏差値は61~65となっています。
河合さんは65にしています。
BF(全入)と65だと、これまたひどく違うものですね。

地域によらず、
新設医学部も格段に難しいということが分かりますね。