医学部の情報を読み解く

昭和大学医学部近畿大学医学部
II期・後期の過去問が見つからないと
オロオロしている医学部受験生を見ていると、
受験生は情報を一生懸命探しているのだなあと思います。

まさに、私立医学部入試は情報戦という面がありますね。

過去問を入手することはもちろんですが、
それを分析するということもまた、
同じぐらい大切です。

例えば、近畿大学医学部前期後期とでは
合格最低点がなぜ違うか分っていないと
単純に、近畿大学医学部後期は
無理だと判断してしまうでしょう。

昨日も書いたように、近畿大学医学部の前期は
医学部だけの独自問題です。
これは他学部と共通にすると、
問題が易しすぎて差がつかないためです。

しかし、定員が少ない後期は他学部との共通問題です。
当然、他学部の受験生も解けるレベルの問題に
ならざるを得ません。

英語は全学部共通で、短期大学部も同じ問題です。
近畿大学の産業理工学部は、
河合塾さんのボーダー偏差値ではBF(Border Free)、
つまりボーダーラインがないということです。

一方、医学部は前期のボーダー偏差値が67.5です。
当然、医学部志望者は、後期の問題で満点に近い点数が
取れてしかるべきでしょう。

前期・後期の違いを理解しないで、
単に合格最低点だけを見て無理だと判断するのは
誤った見方ということになります。

それでせっかくのチャンスを逃したとしたら
とても残念なことです。

もうひとつ、近畿大学医学部は前期と後期で
配点が違います。

英語 数学 理科2科目
前期 100点 200点 300点
後期 100点 100点 200点

もともと近畿大学は
数学の出題範囲にIII・Cが含まれていないので、
前期は数学が苦手な受験生が狙い目と考えて
受けてくることが多いと思います。
逆に、後期は4科目平均して点数が取れる
受験生が有利です。

いつも私立医学部入試は情報が大切だと申し上げているのは
実はこういったところから来ています。

メルリックスが出している
通称メル本(『私立医歯学部受験攻略ガイド』)には
こういった情報がすべて載っています。
しっかり読んでいただければ、きっと皆様の
お役に立てると思います。