近畿大学医学部一般入試の試験時間は、
英語60分、数学60分、理科2科目
120分と短い試験時間となっています。

同じ関西の私立医学部の試験時間と
差がありますので、試験時間の違いに
戸惑うことの無いようにしてください。

例えば数学の試験時間は、近畿大学医
学部の60分に対し、関西医科大学と
兵庫医科大学は90分、大阪医科大学
は100分です。近畿大学医学部の数学
より30分から40分も試験時間が長く
なっています。

特に、関西の私立医学部を中心に受験
する皆さんは、頭の切り替えをしてく
ださい。

近畿大学医学部は志願者数を速報して
います。今年の志願者は、昨年の志願
者1,327名に比べ91名減の1,236名
でした。志願者は微減となりました。

近畿大学医学部の英語は、大問5題の
マーク式です。全体的にやや難しめの
語彙レベルで、スムーズに解くことは
難しいと思われます。

また、日本文に合う英文を選択する問題
が出されますが、まず日本文の意味を正
確に理解することが大切です。この問題
だけでも、過去問で慣れておきたいとこ
ろです。

一般入試の過去問だけでなく、医学部推
薦入試の過去問演習も有効です。

近畿大学医学部の数学の出題範囲に、数
学Ⅲは入っていません。特に出題分野に
偏りはなく、数学ⅡBまでの範囲が万遍
無く出されています。また、同じ年の医
学部推薦入試の問題と重なることは少な
いので、推薦入試の数学で何が出たかは
知っておいた方がいいでしょう。

問題そのものは難しくなくても、計算に
手間が掛かったりしますので時間の余裕
は無いと思います。早く解きたい気持ち
が強くなると計算が雑になる恐れがあり
ます。計算は、スピードも欠かせません
が、正確さを欠いては意味がありません。
手を付けた問題は、正確に解き切ってく
ださい。

近畿大学医学部の化学で、あまり馴染み
のない問題が出されるかもしれません。
こういった問題は問題文の中にヒントが
隠されていることも多いので、問題文を
丁寧に読んでください。天然化学や生命
化学に関する出題も多いので、それらの
知識の確認をしておくといいと思います。

近畿大学医学部では、1次試験合格者の
最低点を公表しています。

昨年の一般入試前期の1次試験合格最低
点は400点満点の222点、55.5％でした。
一昨年は227点、56.8％。3年前が217点、
54.3％でした。5割は確実に取って、そこ
からどれだけ6割に近づけるかを考えると
いいでしょう。2次試験合格に向け、4科
目で240点を目標と考えてください。

＊田尻前学院長との受験相談を希望される方はコチラ＊
https://www.melurix.co.jp/news/213/