医学部推薦入試

医学部学校推薦型選抜、受験校決定のポイント

医学部の学校推薦型選抜(推薦入試)について
昨日に続いてお伝えいたします。今日は、受験
校決定のポイントです。

医学部の学校推薦型選抜の受験を考えた時、医
学部受験生の皆さんは、どうやって受験校を絞
り込んで行こうと思っていますか?

「進学したい医学部」であることが、まず最初
でしょう。自分が受験資格を満たしているかも
確認するでしょう。地域枠なら、出願条件だけ
でなく卒業後の条件も確認しなければなりませ
ん。

募集人員も気になるでしょう。大阪医科大学の
学校推薦型入試、「建学の精神」入試の募集人員
は、約3名です。一方、近畿大学医学部の学校
推薦型選抜の募集人員は25名、東京医科大学の
学校推薦型選抜一般枠の募集人員は、20名以内
です。募集人員にかなり差があります。なお、
東京医科大学学校推薦型選抜の山梨県枠の募集
人員は2名以内、茨城県枠は8名以内です。

また、北里大学医学部の指定校制学校推薦型選
抜(指定校推薦入試)の募集人員は35名です。
学校推薦型選抜(推薦入試)と言っても、募集
人員には大学によって差があります。

募集人員は気になるでしょうが、実際の合格者
数も確認してください。昨年の大阪医科大学の
「建学の精神」入試は志願者22名、合格者は
1名でした。近畿大学医学部の推薦入試は、募
集人員25名に対し合格者は、募集人員の2倍
の50名でした。

福岡大学医学部の昨年の推薦入試は、募集人員
23名に対し合格者は27名でした。募集人員
だけでなく合格者数もチェックしてください。

ちなみに、近畿大学医学部の推薦入試で合格
者が募集人員より25名多くなったのは「入
学辞退可能」だからです。合格したら必ず入
学しなければならない「専願制」かどうかの
確認も必要です。

試験日程や試験会場のチェックも必要ですが、
医学部の学校推薦型選抜(推薦入試)の受験
校を決める際の最大のポイントは「試験内容」
です。

医学部の学校推薦型選抜の試験内容は様々で
す。ほとんどの国公立医学部学校推薦型選抜
は、大学入学共通テストの受験が課されます。
学力重視の試験になります。

私立医学部の学校推薦型選抜でも、学力重視
の試験はありますが、そうでない試験もあり
ます。

学力勝負で行くのか、出来るだけ学力勝負は
避けるのか、まずはこの選択です。

ここで問題になるのが、多くの私立医学部で
「過去問が公表されていない」ことです。
過去問が無ければ、具体的な試験内容が分か
りません。例えば東京医科大学の学校推薦型
選抜では「基礎学力検査」としか公表されて
いません。試験科目も問題レベルも分かりま
せん。

聖マリアンナ医科大学の「自然科学総合問題」
埼玉医科大学の「適性検査Ⅰ」、東京女子医科
大学の「思考力試験」、関西医科大学の「適
性検査」、こういった試験は試験内容の想像
すら出来ないでしょう。

また、「面接」といっても様々です。個人面
接、グループ面接、グループ討論、MMI,
と大学によって異なります。

気になる医学部があれば、オープンキャンパ
スなどで、試験内容を聞いてください。オン
ラインオープンキャンパスであれば、参加し
やすいと思います。

試験内容をしっかりと把握し、その上で最も
自分に合っている医学部学校推薦型選抜は、
どの大学か、を考えて受験校を絞り込んで
ください。

もし、どの医学部の学校推薦型選抜(推薦入
試)が自分に合っているか分からない」とい
うことであれば、いつでもご相談ください。

ご来校いただいても、オンラインでも「日本
で一番私立医学部入試に詳しい」鈴村学院長
が、ご相談に乗らせていただきます。また
「ブログを書いている田尻と話しをしたい」
ということであれば、そのようにお申し付け
ください。

お気軽にお電話ください。
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