歯学部入試

私立歯学部入試は複雑。だから情報力は欠かせない。(2019-12-11)

私立歯学部一般入試の出願受け付けが、今日の
大阪歯科大学から始まりました。私立歯学部の
一般入試は、各大学様々で複雑です。

例えば大阪歯科大学では英検やGTEC、TEAP
などの英語の資格・検定試験の基準を満たして
いると英語の試験が免除になり、取得した資格
・成績により英語の点数として80点または90
点が与えられます。昨年、大阪校の生徒がこの
制度を利用して大阪歯科大学に合格しました。

例えば英検2級を持っていると、英語の試験を
受けることなく英語は、80点を与えられます。
準1級は90点を与えられます。ただし、試験
当日、英語の試験を受けて実際の試験の点数と
資格から与えられる点数の、いい方の点数にな
るというわけではありません。英語の資格を持
っている受験生は、過去問をやって、資格から
与えられる点数で行くのか、当日英語も受けて
更に高い点数を目指すのかを考える必要があり
ます。

このように、私立歯学部一般入試は各大学で
入試の内容が様々で複雑です。

今週の金曜日、13日からは東京歯科大学で出願
受け付けが始まります。東京歯科大学のⅠ期入
試は英語、数学、理科1科目ですが、Ⅱ期入試
では英語と、数学または理科1科目、となり数
学無しでも受験できます。

来週の水曜日、18日から昭和大学歯学部の出願
受け付けが始まります。昭和大学歯学部一般入
試では、小論文は課されません。小論文に自信
を持てない歯学部受験生も受けやすい歯学部入
試です。

歯学部で小論文を課さない大学は他にも、日本
歯科大学生命歯学部、新潟生命歯学部などがあ
ります。日本歯科大学は、数学の代わりに国語
での受験も可能です。「数学は苦手だが国語は
得意」という歯学部受験生には嬉しい試験内容
です。

小論文も面接も無い私立歯学部入試もあります。
日本大学歯学部、松戸歯学部のN方式入試です。
N方式入試は英語、数学、理科1科目だけの試
験になり小論文と面接はありません。このN方
式入試では、日本大学歯学部と松戸歯学部を併
願することも可能です。また、医学部との併願
も可能です。

併願となると、昭和大学では歯学部と医学部の
併願が出来る「医学部選抜Ⅰ期利用歯学部併願
入試」という入試もあります。

歯学部入試は、医学部との併願者も多くなりま
す。「Ⅰ期とⅡ期、前期と後期で受験者層は変
わるのか」、についても医学部志望者も歯学部
志望者も知っておいた方がいいでしょう。

今度の日曜日、12月15日(日)にメルリック
ス学院渋谷本校で、14の私立歯学部が集まる
私立歯学部合同相談会を開催いたします。

14時から鈴村学院長の「私立歯学部どこを受け
る?」というタイトルの講演を行います。講演
では、大学によって試験科目や出題範囲が異な
る歯学部入試で、どう戦略的に受けて行けばい
いのかをお伝えいたします。講演の後は私立歯
学部各大学の入試担当者と直接、お話し頂けま
す。

歯学部受験生はもちろん、歯学部との併願を
考えている医学部受験生の皆さんのお役にも
立てると思います。

私立歯学部合同相談会のご案内は、こちら