歯学部入試

東京歯科大学は難化するのか?

東京歯科大学歯学部は、高い歯科医師国家
試験合格率を誇り、私立歯学部の中で最も
人気の高い大学と言っていいでしょう。

その東京歯科大学は、慶應義塾大学歯学部
になる方向であることが昨年末に発表され
ました。

具体的には、学校法人東京歯科大学と学校
法人慶応義塾が2023年4月統合に向け、
「協議を開始する」、ということで学校法人
慶應義塾が学校法人東京歯科大学を、吸収
する形になるようです。

今から2年後に向けて協議を開始する、と
いうことですが、法人の統合が実現すれば
東京歯科大学歯学部は、慶應義塾大学歯学
部となります。

この発表があった後に、東京歯科大学秘書
室から私に電話があり「学長に代わります」
と学長が電話口に出られて「受験生の反応
はどう?」と聞かれました。

歯学部受験生の方からは「慶應との合併話
で、東京歯科は難しくなりますか?」と
ずいぶん聞かれました。

私は「現在でも、私立歯学部最難関の東京
歯科大学が更に難しくなることは、少なく
とも急には無い」と考えています。

東京歯科大学歯学部の、2021年度入試の
データは、まだ発表されていませんので、
志願者数の増減は分かっていませんが、
急激な志願者増は無いのではないかと
考えています。

ちなみに、駿台予備学校とベネッセが
共同して運営するデータネットによると、
東京歯科大学の共通テスト利用入試のボ
ーダー得点率は80.0%です。日本歯科大
学生命歯学部が76.7%、日本大学歯学部
が75.0%です。

東京歯科大学と日本歯科大学のボーダー
ラインの差は、3.3%ですが、東京歯科大
学のボーダーラインは、他の歯学部を上
回っています。

ただ駿台・ベネッセによると、大阪歯科
大学のボーダーラインは86.7%となって
います。私の見間違いかと思いましたが、
86.7%でした。駿台・ベネッセは、東京
歯科大学より難しい私立歯学部共通テス
ト利用入試があるとしています。

東京歯科大学を含め、私立歯学部の入試
結果がまとまれば、随時このブログでお
伝えしてまいります。

*オンライン個別について詳しくはこちらから*