歯学部入試

東京歯科大学が2022年度入試の結果を公表し
ました。一般選抜は1期もⅡ期も大幅な志願者の
減少となりました。

一方で、学校推薦型選抜の志願者は大きく増えて
います。

これは、東京歯科大学と慶應義塾大学の法人合併
とそれに伴う大学合併・統合の影響と考えていい
でしょう。

学校法人東京歯科大学と学校法人慶應義塾は、合
併に向けて協議することが発表されていました。
合併が実現すると東京歯科大学歯学部は慶應義塾
大学歯学部になる予定でした。

それが昨年の11月25日、合併協議の期限を決
めないでの延長が発表されました。東京歯科大学
歯学部が慶應義塾大学歯学部になることが実質的
に無くなったことになりました。

東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜は、この発表
の5日前、11月20日に行われました。多くの
受験生は「慶應義塾大学歯学部卒」となることも
期待して、出願していたと思われます。

その結果、東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜の
志願者は、前年より61.5%、91名増え147名と
なりました。

一方で、合併が実質的に無くなったことが公表さ
れた後に出願期間に入った一般選抜は、募集人員
約50名のⅠ期で、志願者は112名もの大幅な減
少となり志願者は396名となりました。また、
募集人員約15名のⅡ期では、志願者は78名減の
169名となりました。

東京歯科大学歯学部は、慶應義塾大学との合併、
統合の話が出る以前から私立歯学部受験では一番
の人気校でした。今年の東京歯科大学歯学部入試
の志願動向がどうなるのか、注目です。

*オンライン個別について詳しくはこちらから*