医学部入試

医学部再受験生の戦い方

前回、医学部受験生の中でも再受験生は強いと書きましたが、
それはなぜでしょう。

医学部受験は本当に厳しい戦いです。

当然、厳しい受験勉強を乗り越えていかなくてはなりません。
では受験勉強を乗り越えるためには何が必要でしょうか。

「能力=地頭のよさ」も、もちろんあれば、ないよりはいいでしょう。
「粘り強く努力を続ける力」これも当然必要です。

でも私が、最後に合否を分けるのは

「なにがなんでも医者になる」

という強い気持ちを持っているかどうかだと思います。

「医学部に絶対受かるんだ!!」という強い気持ちがなくては
努力も続かないし、どんな高い能力も活かせません。

再受験生はこの「医学部に絶対受かる!!」という強い気持ちを
必ず持っています。やる気が違うのです。

聖マリアンナ医科大学医学部に進学した女性は、
再受験を決意するまでかなり悩んだようです。

「本当に自分は受験勉強に耐え切れるんだろうか」
「今のままではいけないのか」
「ダメだったらどうするんだ」

いろんなことを考えに考えて「やっぱり医学部を受験する。
必ず医師になる」と決めた時、携帯電話を捨てたそうです。
友人達には申し訳ないけど、医学部受験に集中するため
携帯電話を捨てたそうです。

携帯電話があれば、友達からいろいろな誘いもあるでしょう。
メールも来たら返事を出さなければいけないでしょう。
それらを断って医学部受験に集中するために携帯電話は捨てたのです。
新しい携帯を買ったのですが、親にしか伝えなかったそうです。

医学部再受験生にはみんな、同じ様な決意があります。
強い気持ちがあります。

今の生活を投げ打って、うまくいくかどうか分らないことに
チャレンジするのですから、決めるまでに全員、悩みに悩んでいます。
その悩みを振り切っての決意だから強いのです。

医学部の再受験を考える時「本当にやるのか」真剣に深く考えて下さい。
ここがまず第一歩です。

次回はもう少し再受験生のエピソードを。