医学部入試

医学部再受験生のジレンマ

医学部を再受験するべきか、悩んで悩んで
「どうしても医学部に行くんだ!!」と決意して、
強い気持ちで医学部入試のための勉強をスタートさせます。

しかし、そこでほぼ全ての医学部再受験生
「こんなはずはない」と感じます。

つまり、再受験生が以前、大学受験をした時は
できたはずのことができないのです。

特に数学でその様な声を数多く聞きます。

例えば、数学で赤チャートをバリバリやっていた人が
青チャートはおろか黄チャートでも苦労するといった塩梅です。

「この問題集は楽勝だったのに」
「こんな簡単な問題集ができないなんて」

太いパイプでつながっていたはずの頭の中の回路が、
つながってはいるものの、細くなっているために
もどかしさを覚えるようです。

この時に「やってみたけどやっぱり医学部は無理」
と思わないことです。

再受験を決意された方が医学部受験のための準備を
始めたとたん大きな壁にぶつかるでしょう。

しかし、医学部に合格された方も皆、同じです。
ほぼ例外なく最初は「どうしちゃったんだろう」と感じます。

ここで諦めないことです。

多少、時間はかかりますが、細くなっていたパイプが
徐々に太くなっていきます。
急に太くなるわけではありませんが、
3ヶ月位やっていると少しずつ頭の中の回路を結ぶパイプが
太くなっていくことを実感できるはずです。

そこまではとにかくガマンが肝心です。
必ず乗り越えられるはずです。

医学部受験の準備を始める前に抱いていたイメージと
実際にやってみた自分とのギャップには
誰もが愕然とするはずです。

しかし、それは当り前のことなのです。

自転車は一度乗れるようになれば、
何年か自転車に乗っていなくても
問題なく自転車に乗れます。

水泳も同じです。

しかし残念なことに受験勉強はそれほどうまく行きません。

医学部合格までの道のりは長いのですが、
その出だしで諦めていてはゴールにたどり着けるはずがありません。

「なにがなんでも医学部に行く!!」と決めたのなら、
いきなり襲ってくる高い壁になどひるまないで下さい。

医学部受験は諦めたらその時点で終わりです。
自分を信じて前を向いて下さい。

高くたって、乗り越えられない壁ではないのですから。