医学部入試

岩手医科大学医学部の学士編入学試験(2009-11-9)

※2009年12月28日、大学側から連絡があり
記事を訂正しました。(赤字部分)

岩手医科大学では2010年度入試から
医学部定員15名増やして
125名とする方針を発表しました。

これは文部科学省が今年の7月に発表した
医学部入学定員増を受けてのもので、
正式に認可が下り次第、大学から発表されます。

今の予定では、
15名のうち10名は一般入試で、
残りの5名程度は今年度から新設される
学士編入学試験で募集されます。

この岩手医科大学医学部の学士編入学試験は
他の医学部の編入とは違い、
歯科医師もしくは歯学部卒業見込者が対象となります。
また、歯科医師の中でも
歯学部を2006年3月以降に卒業している者
対象となります。

ですから、通常医学部の編入は2年次ですが、
3年次での編入になります。
最近、再受験生が増えていることは以前にも
お話ししましたが、
一旦、歯学部を卒業してから
医学部を目指す再受験生も増えています。

岩手医科大学の方にお話をおうかがいしたところ、
実際に歯学部を卒業してから入学する学生さんは、
成績も優秀で意欲旺盛だそうです。

以前、再受験生は本当に「後がない」状況ですから、
何がなんでも医者になるんだという気持ちは
相当強いものがあるとお話ししました。

2009年8月22日  医学部再受験生の戦い方

2009年8月23日  医学部再受験生の本気度

ましてや歯学部を卒業して歯科医師免許を取得した方が
それでも医学部を目指そうと決意されるまでには、
かなりの葛藤があると思います。

歯科医師という道をそのまま進まずに
「医学部を目指そう!」「医師になろう!」と思うのですから
その決意には並々ならぬものがあるでしょう。

この岩手医科大学医学部の学士編入学試験は
来年の3月に行われます。
1次試験は、書類審査(大学時代の成績)、
学科試験(生命科学全般:解剖・生理・生化の履修範囲より出題)、
小論文、2次試験は面接となります。

歯学部出身の再受験生で医学部を目指して勉強している方は
大きなチャンスになると思います。