医学部入試

医学部・歯学部入試に向けてのコンディション作り(3)

一日一日と医学部入試歯学部入試が近づいてきます。
今度の土・日にはセンター試験が待ちかまえています。

このセンター試験ですが、
よく「受けた方がいいでしょうか?」
というご質問を受けます。

結論から言います。

「私立医学部入試、歯学部入試としては必要ない」です。
センター試験利用入試合格ボーダーライン
医学部ですと90%前後になります。
各大学で試験科目が異なるとはいえ、
センター試験で90%の正答率というと相当高いレベルです。

それ位のレベルの医学部受験生であれば、
普通に医学部受験をしていれば合格します。

ですから、あえて医学部合格のひとつのチャンスと考えて
受験する必要はありません。
その時間、しっかり勉強に集中していればいいのです。

ただし、
「高校で受けさせられる」
「試験慣れのために受ける」
「他学部併願」
などの理由でセンター試験を受験する医学部受験生は
センター利用も考えていいでしょう。

医学部受験でセンター試験利用入試を考える場合、
大学ごとに試験科目、配点が異なりますので、
どこの大学の医学部が自分に合った試験内容かを
よく考えて下さい。

2009.8.5  帝京大学医学部は東大より難しい

2009.8.6  医学部のセンター試験利用入試の難易度

さて、歯学部ですが、こちらは先日もお伝えしたように、
今年も歯学部一般入試の志願者はかなり減少しそうです。

つまり、昨年に続き歯学部入試の易化は進むと
考えられます。
歯学部受験生でセンター試験利用入試に出願する
歯学部受験生は国公立併願者が多くなります。
あえて歯学部合格のためだけに
センター試験を受ける必要はないでしょう。

まとめますと、私立の医学部受験、歯学部受験のことだけを考えれば
センター試験を受験するにせよ、
あくまで最後の模試くらいの気持ちで受ければいいということです。

センター試験で高得点を取るために
センター試験対策を必死でやるというのは
やめておいた方がいいでしょう。
その時間はセンター対策ではなく、
私立医学部入試、歯学部入試対策に充てて下さい。