医学部入試

いかにフレッシュな気持ちになれるか

一般的に3浪以上の受験生を多浪生と言いますが、
多浪生はそもそも医学部では取ってもらえないと
心配している受験生も少なくないようです。

実際、そういうお問い合わせもたくさんいただきます。

私立医学部入試で、私が「多浪生は厳しいかな」
思っている大学は2校です。
「そんな感じが多少なりともする」という大学を入れても
4校にしか過ぎません。

私立医学部29校あります。
その全ての大学を受験することは、実質的に不可能です。

医学部志望の受験生が一般入試で実際に受験するのは
せいぜい12~3校ではないでしょうか。

先程述べた「多浪生は厳しいかもしれない」4大学を除いて
受験することは、それ程難しい話ではないでしょう。

さて、多浪生を見ていて思う、多浪生が医学部に合格する
最大のポイントは

「いかにフレッシュな気持ちになれるか」

だと思います。

浪人を3年もやっていれば、どの科目の教材を見ても、
見たことのないものは、ほとんどないでしょう。

そうすると「こんなの分ってるよ」となってしまうのですが、
実際に問題を解いてみると「意外に出来ない」ものです。

志望校に合格できない理由は、ここにあります。

つまり、せっかくやったことが中途半端で終わっているのです。
分かるはずのものが、できないのです。

この状況を乗り越えるためには、新たなフレッシュな気持ちで
勉強に取り組むことが大切です。

「もう一度キチンとやり直す」
「分ったつもりで終わらせない」

こういったことを肝に銘じて勉強を進めて下さい。