医学部入試

医学部のセンター試験利用入試(2)

私立医学部受験生にとって、
センター試験を受験するかどうかを考えるカギは、
結局「センター試験利用入試で医学部に合格できるのか」
尽きるということを前回お話ししました。

医学部のセンター試験利用入試

センター試験利用入試での医学部合格の可能性が
低いと判断した医学部受験生は
センター対策に時間をかけることなく、
それぞれの大学の医学部入試を追い求めていけばいいのです。

では、合格の可能性がどれ位あると思えば
センター試験の準備をすべきでしょうか。

ざっくり言ってしまえば
「最高にうまく行けば8割取れるかもしれない」
と考えられればゴーでしょうし、
「どんなにうまく行っても8割は無理」なら、
それぞれの大学の医学部入試に専念すべきでしょう。

あくまで「ざっくり言えば」です。

もう少し細かく考えるなら、
センター試験利用入試で課されている科目と配点を
考えなければなりません。

例えば杏林大学医学部のセンター試験利用入試は
英語200点(筆記、リスニングを200点に換算)、
数学200点、理科200点(2科目選択)の600点満点です。
この他に小論文50点と面接が課せられます。

順天堂大学医学部のセンター試験利用入試であれば、
国語(古文、漢文含む)地歴公民が必要になります。
これは、私立医学部だけを考えている受験生にとっては
ハードルが高い入試ですね。

杏林大学医学部のセンター試験利用入試なら
8割取る自信があっても、
順天堂大学医学部のセンター試験利用入試なら
8割は自信がないという受験生もいるでしょう。

この様に、同じ医学部のセンター試験利用入試と言っても
大学によって科目や配点が違いますので、
よく調べて結論を出して下さい。

センター試験利用入試の話を次回、
もう少しお話しします。