医学部入試

満点は必要ない!!

昨日、センター試験の再試験
全国46の試験会場で行われました。

今年から地歴公民の受験方法が変わり、
センター初日の最初の科目だったこともあって、
問題用紙の配布ミスが相次ぎました。

過去最多となる3,452人の受験生が再試験の対象となり、
そのうち212人が再試験を受験しました。

問題用紙の配布ミスはあってはならないことですが、
それよりも驚いたのは再試験を受験できずに、
一旦、自宅に帰された受験生がいたことです。

「事前に受験の希望を伝えていなかった」とのことで、
会場で受験を拒否されたそうですが、
その後、大学入試センターが判断ミスに気づいて、
その受験生に連絡し、
目黒区駒場にある大学入試センターで
4時間繰り下げで試験を受けたそうです。

一旦は「受験できない」と言われて、
失意のうちに帰宅したにも関わらず、
一転して「受験できることになりました」と
連絡が入った受験生の気持ちを思うと
胸が痛みますが、どうか良い結果が出るように
願わずにはいられません。

私立医学部入試がスタートしてから、
今日の藤田保健衛生大学の1次試験
5日目になります。

明日の12時には、早くも杏林大学医学部の
1次合格発表
があります。

試験から戻って来る生徒達の顔色を見ていると、
思い通りに実力を発揮できた生徒や、
思うようにいかない生徒と様々です。

特に今年は出題傾向が変わった大学が多く、
戸惑っている生徒が多いようです。

数学に関して言えば、
岩手医科大学は昨年に比べて若干解きやすく、
逆に杏林大学や東邦大学は難度が上がったと
感じる生徒が多いようです。

また、杏林は理科が易化したため、
理科を得点源としている生徒は、
「これじゃ差がつかない」と嘆いています。

けれど、入試は始まったばかりです。
2月8日(水)の日大1次試験まで
まだ2週間以上もあります。

入試で出来なかった部分を
しっかり復習することは大事ですが、
あまり目先のことに一喜一憂して、
自分を見失うことは避けなければいけません。

大切なのは、これまでの1年間、
自分がやってきたことを信じることです。

「あれだけやったんだ。自分に出来ない問題は
他の受験生も出来ないに違いない」
「出題傾向が変わって戸惑っているのは
誰れもが同じだ。自分の力を出し切ろう」

問題用紙を前にした時にそう思えるかどうかは、
これまで自分がどれだけ努力したかにかかっています。

皆さんはこの1年、必死に頑張ってきたはずです。

夜、1人になった時にベッドの中で
「また、今年も駄目かもしれない」
「自分は本当に受かるんだろうか」
という不安に襲われても、
最終的には「やるしかない」と気持ちを切り替え、
くじけそうな自分と戦いながら、
勉強を続けてきたはずです。

これまでの自分の努力を信じて下さい。
そして、自分の力を入試で発揮することに
集中して下さい。

先日、受験生のお母様からお問い合わせをいただきました。

「岩手医科大学の1次試験が終わってから、
子どもが自信をなくしているのですが、
どうすればいいでしょう」という内容でした。

どうやら、医学部入試の初戦となる岩手医科大学では、
自分の力を100パーセント発揮できたとは
言えなかったようです。

ところが、試験が終わった後に、
周りの受験生が「メチャクチャ易しかった!」
「9割は楽勝!」と騒いでいるのを聞いて、
すっかり自信をなくしてしまったようです。

「9割なんか自分にはとても無理だ…」
と思い込んでしまったようです。

入試の自己採点ほどアテにならないものは
ありません。
そもそも配点は公表されていませんし、
杏林大学のようにマーク式で
問題が持ち帰れる大学ならともかく、
岩手医科大学のように
記述式の大学なら尚更です。

大切なことは周りの言うことに惑わされず、
今の自分に出来ることを100パーセント、
出し切ることです。

昨日、東邦大学の1次試験を終えて
やって来た生徒は、
「数学は6割取れればいいと思ってやっています」
と言っていました。

その生徒は理科、特に生物を得点源としているので、
あまり得意とは言えない数学は、
「6割でいい」と割り切って
試験に臨んでいるそうです。

今年の東邦大学は数学の小問集合が
難しかったようですが、
「6割でいいから、15問中9問解ければいいやと
思ってやったら、ちゃんと解けました」
と落ち着いた様子で話してくれました。

彼はクラス授業を担当している先生に
個別授業も担当してもらっており、
その先生の言うことを忠実に守っているようです。

「満点取らなくてもいいんです」
「ギリギリで受かることを目標にしています」
と言っていました。

そう頭ではわかっていても、
なかなか実行に移すことは難しいのですが、
彼の場合は先生との信頼関係が
それを可能にしているようです。