医学部入試

東京慈恵会医科大学の面接、グループ面接

本日は慶応大学と並び医学部受験生に最も人気の高いとも言える
東京慈恵会医科大学の1次試験の発表があり、
450名の医学部受験生が慈恵の1次を突破されました。

東京慈恵会医科大学の1次合格者は
昨年と3年前も同じ450名でした。

ここから昨年は正規合格者は155名、
そして繰り上げ合格者は224名で
合わせて325名の方が慈恵医大に
合格されています。

同じ450名が1次合格をされた
3年前の総合格者は279名でした。

これだけ繰り上げ合格者の多い大学は
他にはありません。
メルリックスの生徒で慈恵医大に合格した生徒は
「正規は無理でも繰り上げ多いから」
と最初から繰り上げ合格に期待しているようなことを
言っていたようです。

確かに慈恵の繰り上げは多いとは言え、
やはり正規合格をつかみ取る気持ちで
2次試験には臨んでもらいたいものです。

もちろん、本音は「繰り上げでいい」
とは思っていないはずです。

さて、東京慈恵会医科大学の2次試験ですが
募集要項には「面接」としか書いていません。
慈恵医大の面接ですが、個人面接とグループ面接
両方が行われます。

個人面接は面接官3名と受験生が1名で行われ、
質問内容は医学部入試ではよく聞かれる
オーソドックスな質問が聞かれます。

慈恵医大の志望理由だけは、しっかり準備して下さい。
「慈恵医大の教員は皆、慈恵医大を愛している」
と進学した生徒達は口々に言います。
慈恵医大のことはよく分っていると面接官に伝えたいところです。

慈恵医大のグループ面接ですが、
面接官3名と受験生5名で行われます。

ひとつのテーマに対し面接官から質問がいくつか出され、
一通り終わると別のテーマに移っていきます。

昨年は「日本における判官びいきのような弱い者を応援する気質と
アメリカにおけるアメリカンドリームに代表される
強い者を称賛する気質のメリットとデメリットについて」
などが聞かれました。

いつも言うようにグループ面接やグループ討論は
大学によって、やり方が様々です。
頭の中だけで考えず実際にやってみることが大切です。

メルリックスでも慈恵医大の2次対策を行いますが、
どこかで東京慈恵会医科大学のグループ面接の
練習をしておくことをおすすめします。

ところで昨日、一昨日と聖マリアンナ医科大学
2次試験がありグループ討論が実施されました。
受験した生徒の報告によると仕切り役をやる受験生がいて、
その受験生のおかげで全く討論がうまく行かなかったとのことです。

どうしてその受験生が司会役をやろうとしたのか分りませんが、
医学部入試の恐さを感じます。

メルリックスでは「司会役はやるな」と指導しています。
聖マリアンナ医大に進学した生徒からも
「やっちゃいけない」と聞いています。
でも本人は合格したい一心で司会をやったのでしょう。

日本医大の在校生も「司会役はやっちゃいけない」
と言っていました。
1人よがりにならないように注意して下さい。

ちなみに慈恵医大の2次対策当日は
慈恵医大の在校生からグループ面接のアドバイスや
慈恵の志望理由はこれを言ったらいいというアドバイスも
行ってもらいます。

話は変わりますが、岩手医科大学医学部繰り上げ合格者の発表は
今日が2回目で17名の追加合格がありました。
また動きがありましたらこのブログでお伝えしています。