医学部入試

強敵は高校の先生

医学部推薦入試が迫ってきました。
推薦入試は限られた受験生のみが受験できる試験ですから
受験資格を満す受験生には大きなチャンスとなります。
特に医学部受験生なら一度は検討してもらいたいものです。

さて、医学部推薦入試を受験するためには、
まず出願をしなければなりません。
出願書類のご相談や添削をやっていますが、
やはり志望理由に関する書類のご相談や添削が多く寄せられます。

志望理由や志望の動機などの添削をやっていて悩ましいのは
高校の先生と見解が異なる時です。

医学部歯学部推薦入試の出願書類を
高校と私達の両方に見てもらうのは全く問題ありませんが
時として高校と私達とで考えが異なり生徒が混乱することがあります。

私達は

「この書類は評価されるのか」
「なんのために書かせているのか」
「どう使われるのか」
「何が求められているのか」

を考えて添削します。

恐らく高校の先生は他学部と同じ感覚で添削される方が多いと思いますが、
「力が入り過ぎ」と感じることがあります。
特に国語の先生は、「グッと来る文章」を求める傾向があるように思います。

理系の大学教員が読んで分りやすい、読みやすい文章とズレるのではないかと
感じることがあります。

こちらでOKを出した文章に高校の先生がダメ出しをされることがあり
生徒が「高校でこれじゃダメだって言われたんですけど」と
申し訳なさそうに言ってくることがあります。

高校の先生も生徒のことを思って言って下さっているわけで
どう調整するかいつも悩ましいところです。

一般入試でも志望理由等を求められる大学は少なくありませんが、
最終的に受験生が納得できるものを提出できるよう考えていきます。

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