医学部入試

藤田保健衛生大学の後期試験

今年から藤田保健衛生大学医学部では
定員25名で後期試験を実施します。

これまで私立医学部後期・II期試験を実施しているのは、
埼玉医科大学、昭和大学、大阪医科大学、近畿大学の4校でした。
これに藤田保健衛生大学が加わったことで、
どのぐらいの志願者を集めるか注目です。

藤田保健衛生大学の後期試験は、
愛知にある本学キャンパスと東京の五反田TOCで
3月3日に行われます。
前日の3月2日に昭和大学医学部のII期試験が
同じ五反田TOCビルで行われるため、
2日連続で受験する方も多くいらっしゃるでしょう。

「志願者数はどのぐらいになるでしょうか?」
「1次合格者は何名ぐらい出すと思われますか?」
「繰り上げ合格は出ると思いますか?」など、
藤田保健衛生大学の後期試験に関して
様々なお問い合わせをいただきますが、
今年度からということもあり、
大学側も手探りでの実施というのが本当のところではないでしょうか。

但し、藤田保健衛生大学の後期試験は
理科は1科目でかまいません。
2次試験は面接のみで小論文もありません
科目負担の少なさから、
おそらくは多くの受験生を集めることが予想されます。

参考までに、昨年2012年度の後期・II期試験の志願者数は
埼玉医科大学1,852名、昭和大学医学部1,566名、
大阪医科大学735名、近畿大学医学部1,094名でした。

昭和大学医学部II期の出願締切は2/22(金)必着、
藤田保健衛生大学後期の出願は、週明けの2/25(月)必着です。

後期試験の実施に伴い、藤田保健衛生大学では
前期正規合格者を120名と少なめに出しています。
定員が15名減って60名となり、
昨年の正規合格者150名から30名減らしてきましたので、
歩留まり率を大学側がどう考えているかがわかります。

昨年の藤田保健衛生大学の繰り上げ合格者は80名でした。
今年は補欠者を何名出しているか公表されていませんが、
昨年と同じように、補欠者繰り上げ順位
付いていることが判明しています。
また、補欠者のところに送られてきた文書には、
大学ホームページに繰り上げ状況を掲載することも書かれています。

2月21日正午現在、まだ繰り上げ状況の掲載はありませんが、
おそらく前期合格者の辞退状況や
後期で合格した受験生の手続き状況を見ながら、
随時、繰り上げ合格を出していくものと思われます。
本格的に繰り上げが回るのは3月に入ってからになるでしょう。

メルリックスでも、後期・II期試験に向けて生徒達が勉強しています。
まだどこの医学部にも合格していない生徒や
補欠繰り上げを待っている生徒はもちろん、
既に他の医学部に合格を決めている生徒も、
「こうして受験勉強できるのもあと2週間ぐらいですから」と
真剣そのものの顔でやってくれています。

私どもも少しでも生徒の力になりたいと、
今年の藤田保健衛生大学の前期試験でどんな問題が出たか、
受験した生徒から聞き取り調査をしています。

特に理科は1科目でいいので、
2科目のうちどちらを選択するかは大切です。
当日、問題を見て決められるとはいえ、
あらかじめどの科目で受けるかは、
大体、決めておいた方がいいでしょう。

また、どうやら生徒達の間では、自主的に
今年の藤田保健衛生大学の前期を受けた生徒から、
どんな問題が出たか情報を交換し合っているようです。

「今年の藤田の物理は難しかった」
「化学でタンパク質などが出た」
などと話し合っている様子を見ていると、
受験は団体戦だなあとつくづく思います。