医学部入試

東邦大学医学部、川崎医科大学の繰り上げ合格

昨日、東邦大学医学部補欠繰り上げ合格がありました。
東邦大学医学部からの電話で「進学先はお決まりですか?」
と入学の意思確認もあったようです。

また、ブログをご覧いただいている別の方から
川崎医科大学補欠繰り上げ合格のご報告をいただきました。

川崎医科大学の繰り上げ合格の情報は少なかったのですが、
昨日は動いたようです。

杏林大学医学部愛知医科大学福岡大学医学部といった
補欠順位の付いている大学の繰り上げ合格状況を見てみると
杏林大学医学部は補欠順位43番までとそれなりに回っていますが
昨年同時期は60番台に入っていました。

また福岡大学医学部では、まだまだ補欠順位10番まで、など
今のところは動きが鈍いように感じますが、
来週は、かなり動くように思います

ところで、ここのところお問い合わせで多いと感じるのが、
国公立と私立を併願されている方からのお問い合わせです。

「国公立はともかく、模試の成績からすれば私立の医学部は
合格してもいいのに合格できないのはなぜか?」
という質問に代表されます。

1年間、一生懸命に勉強され模試の成績も伸びて、
「今年は大丈夫だろう」と思っていたのに、なぜか結果が出ない。
こういう医学部受験生が少なくないようです。

受験生本人は感じていると思いますが、私立と国公立の試験では
求められるものが違います

国公立医学部を中心に受験勉強をやっている方が、
私立の医学部を受験すると試験時間の短さに戸惑うことが
多いようです。

国公立医学部の試験時間の半分程度、場合によっては半分以下しか
試験時間がないことも少なくありません。

国公立医学部対策として、難問をじっくり考えて解く訓練を
重ねてきた受験生にとって、半分程度の時間で解かなくては
ならない試験では自分の実力が十分発揮できないのは、
ある意味当然かもしれません。

また、国公立医学部中心に考えているとセンター試験が
近づけばセンター試験対策に集中せざるを得ないでしょう。

そしてセンター試験が終わって2日程度で
私立大学の医学部入試が始まります。
十分な私立医学部入試対策は、時間的に難しいでしょう。

更に、模試の成績は実力を計るいい目安にはなりますが、
文系を含めた全受験生を対象にしたものですから、
私立医学部入試とのズレがあるのは仕方のないことです。

模試では私立大学医学部入試への対応力を十分に計ることは
難しいのが現状です

国公立と私立の併願で、私立大学医学部に合格する受験生は
国公立にも合格する本当のトップ層がほとんどです。

1年間頑張ってきた受験生にとって、結果が出ないと
「成績も良かったのに、なんでなんだ?」という気持ちに
なるのも分らないこともないのですが、結果は結果として
受け止め、前を向いて下さい。