医学部入試

杏林大学医学部センター試験利用入試(2014-1-3)

私立医学部センター試験利用入試を行う大学は16大学にもなります。

その中で産業医科大学を除くと、
医学部のセンター試験利用入試で最も志願者を集めているのは、
杏林大学医学部のセンター試験利用入試です。

昨年の入試では、1,467名の医学部受験生が
杏林大学医学部のセンター試験利用入試に出願しました。

杏林大学医学部のセンター試験利用入試が人気を集める理由として、
杏林大学そのものの人気があることは間違いありません。

杏林大学医学部は寄付制度そのものがなく、
入学後も寄付を依頼されることはありません。
学債の購入を依頼されることもありません。

また、杏林大学医学部では、一般入試もセンター試験利用入試も、
補欠には順位がつきます。

補欠順位が付くことで、受験生としては自分が繰り上げ合格となりそうか、
なるとしたらいつ頃か、などの目安が付けられます。

こういった受験生を大切にする姿勢が、
杏林大学医学部の人気の理由の一つでしょう。

杏林大学医学部のセンター試験利用入試が人気を集める理由として、
もう一点考えられます。

それは、試験科目です。

医学部のセンター試験利用入試では、
多くの大学で試験科目に国語地歴公民が課せられます。

私立医学部受験生は普通、国語や地歴公民を受験科目として勉強はしていません。

国語や地歴公民も必要だとなれば、国公立併願の受験生でなければ、
出願をためらうことになります。

杏林大学医学部のセンター試験利用入試は、
英語ではリスニングも課せられるものの、国語と地歴公民が課せられておらず、
私立医学部専願の受験生にとって出願への抵抗は少ないでしょう。

こういったことから人気を集める杏林大学医学部のセンター試験利用入試ですが、
2次試験には注意が必要です。

2次試験の注意点については、また明日。