医学部入試

関西医科大学、川崎医科大学の1次試験

本日は、北里大学医学部だけではなく、
関西医科大学川崎医科大学でも1次試験が行われています。

特に西日本の受験生の皆さんは、関西医科大学と川崎医科大学の
どちらを受験するか迷われた方も多いのではないでしょうか?

関西医科大学は昨年、学費の見直しや新キャンパスへの移転などで、
医学部受験生の人気が高まりました。
今年の志願者数はわかりませんが、人気の高まりは継続しているように思います。

関西医科大学の面接では、小論文で問われたテーマについて
聞かれることが多いので注意してください。

また、関西医科大学の小論文はテーマ型ですので、
テーマ型の準備をしてください。45分、500字です。

川崎医科大学は、志願者数は不明ですが、受験者数は1,559人でした。
昨年の川崎医科大学の受験者数は1,315人でしたので、
昨年を244人上回りました。

川崎医科大学の面接では、大学のイメージなど、
アンケートの記入が求められます。寮生活についてもよく聞かれます。
また、1次試験で書いた小論文の内容についても聞かれます。

川崎医科大学の小論文は、昨年から変わりました。
小論文の試験時間が30分から50分に延び、
内容もテーマ型から課題文型に変わりました。

川崎医科大学の小論文は1次試験で行われますが、
評価は2次試験の合否判定の時に使用します。
こういった大学は他に岩手医科大学、順天堂大学、東邦大学などがあります。

ある生徒が「1次の学科試験がボロボロで、最後の時間に小論文を書かなければならないのは辛い。
どうせ採点されないだろうなと思いながら書いている」とこぼしていました。

しかし、本当に1次試験の出来が悪いかどうかは、その時点ではわかりません。
たとえ、自分で学科試験の出来が悪いと思っていても、
他の受験生も同じように出来ていないかもしれません。
1次試験で実施される小論文も、最後までしっかり書いて下さい。

今日は、北里大学医学部と川崎医科大学の集合時間
8時30分と同じだったため、8時から8時30分くらいの間に、
生徒からの「頑張ってくる」コールが集中したようです。

ところで昨日の杏林大学医学部では、最初の科目、数学が難しく、
そのことが受験生の精神的な状況に微妙に影響したようです。
「1時間目が終わったところで帰ろうと思った」と言う生徒もいました。

「杏林の2次とかぶるから受けられないかもしれないけれど、
念のため東邦にも出しておきなさい」と指導していましたが、
東邦大学医学部にも出願していた生徒達は
「ダメなら東邦があるから」と思えたようです。

この気持ちの持ち方が明暗を分けることになるかもしれません。

杏林大学医学部の数学が出来なかった、
と落ち込んでいる受験生の方がいたら、
「出来なかったのは自分だけではない」と思ってください。

5割取れれば御の字だと思ってかまいません。