医学部入試

藤田保健衛生大学、近畿大学医学部

本日前期の1次試験が行われている藤田保健衛生大学は、
昨年から一般入試を前期と後期に分けました。これにより、
それまで75人だった「前期」の定員は昨年から60人に減りました。

チャンスが前期と後期の2回に増えたのはいいのですが、
前期の定員が15人減ったことは、医学部受験生にとっては
嬉しいことではありませんね。

昨年の藤田保健衛生大学(前期)の志願者は、この定員が15人減ったことを
大きな要因として前年に比べ381人減りました。

そして今年ですが、1月20日現在で前年を241人上回る志願者を集めています。
最終的に前期、後期に分かれる以前の志願者数にまで届くのか注目です。
ちなみに一昨年の志願者数まで、あと140人です。

藤田保健衛生大学の小論文では
「筆者の考えをまとめる」ことが要求される設問がよく出ます。
要点をしっかりつかまえてまとめて下さい。

藤田保健衛生大学面接では「座右の銘」がよく聞かれます。
なぜ座右の銘を聞くのかをお尋ねしましたが、
受験生の人間性を知る上で有効な質問だと考えているようです。
座右の銘から質問は広がっていきますので、準備をしておいて下さい。

また、藤田保健衛生大学の面接で事前に考えておかなければならないのは
「愛知医科大学と両方合格したらどうする?」という質問への答です。
この質問への答は、理由まで準備しておいて下さい。

さて、近畿大学医学部(前期)ですが、以前は1次試験と2次試験に分けず、
1回の試験で合否を判定していました。帝京大学医学部と同じ方式です。
しかし、2011年度入試から1次試験と2次試験の2回のテストで
合否を判定するようになりました。

1次試験、2次試験の2回の試験を導入した初年度の2011年度の
近畿大学医学部(前期)入試では1次試験合格者は161人、
そのうち136人が2次試験を受験し、136人中131人が正規合格となりました。

1次合格をすれば、ほとんど2次も通る」という状態でした。
逆に言うと2次試験を受験して2次試験に合格できなかった5人は
近畿大学医学部としては面接などから「入学させたくない」
と考えた受験生だったと思われます。

最近2年は、2次試験受験者で2次試験に合格しなかった受験生は
19人と15人でした。近畿大学医学部(前期)では、
1次試験は合格することができれば、合格通知を手にする可能性が高いので、
きっちり2次試験の準備をして下さい。

近畿大学医学部(前期)面接は医学部ではごくオーソドックスな面接です。
しっかり自分のことを面接官に伝えて下さい。

近畿大学医学部(前期)の小論文は、
最近の医療に関する知識がないと書きにくいと思います。
1次試験に合格したら大急ぎで医療に関する知識をまとめて下さい。

手前味噌ですが、メルリックスの「医系小論文・面接用語集2014」も
多少、お役に立てると思います。

ところで、インフルエンザが本格的な流行期に入ったようです。
また、ノロウイルスに関するニュースも続いています。

十分、注意をして下さい。