医学部入試

埼玉医科大学のセンター試験利用入試

昨日、埼玉医科大学センター試験利用入試
1次合格発表がありました。
昨年より55名多い178名の方が1次合格されました。

昨年から始まった埼玉医科大学のセンター利用は
約10名の募集定員で2次試験は3月の初めに行われます。
今年の2次試験日は3月2日(日)です。
2次試験小論文と面接が行われます。

埼玉医科大学の小論文というと、
推薦入試も一般入試も現代文型の国語のような問題が出されますが、
センター利用の小論文は全く違うものでした。

昨年、受験した方の報告によると、
60分の試験時間のうち、最初の35分でA4用紙4枚の課題文を要約し、
残りの25分で2枚の写真を見せられ、それについて書く形式だったようです。

課題文は要約だけでなく、本文中から100字で答える問いも出題されます。
2枚の写真を見て答える問題は、写真から客観的に読み取れることや
写真を見た自分の気持ちについて100字で書かなければなりません。
1枚の写真につき2題の問いが出され、
それぞれ100字で書かなければなりませんので、
時間的にはかなり厳しいと思われます。

また、面接は個人面接が2回行われ、
1回目の面接はオーソドックスな質問、
2回目の面接では小論文の内容について聞かれます。

受験生の人間性をかなり深い部分まで見ようという
大学側の意図が感じ取れます。

埼玉医科大学のセンター利用は、昨年は689名が出願しましたが、
2次試験の受験者は37名でした。
これは2次試験が行われるのが3月初めと遅いため、
既にどこかの医学部に合格している受験生は受けないからでしょう。
大学側もそのことは承知の上で、この時期に試験を行っているのでしょう。

昨年は2次試験を受験した37名のうち10名の方が正規合格されました。
補欠候補者や繰り上げ合格については非公表となっています。
正規合格だけだと考えても、実質倍率は3.7倍ですので、
大きなチャンスだと思います。

受験する方はしっかり2次試験の対策をして臨んで下さい。