メルオン

金沢医科大学AO入試の出願期間が近づいてきました。

金沢医科大学AO入試の第1次選考は書類選考になります。
書類選考に当たっては、2000字以内の自己推薦書と2人の
推薦者からのそれぞれ1200文字程度の推薦の提出が求め
られます。

この自己推薦書と推薦書の添削をしていますと、「推薦書」
という言葉に引きずられている方が多いと感じます。

どの医学部のどの出願書類であっても、大学が求めている
内容を書くことが必要です。

この金沢医科大学AO入試の自己推薦書については入試要項に
「本学卒業後の展望とそのための在学中の勉学目標などについての
考えを述べてください」と書かれています。「自分を推薦せよ」とは、
なっていません。もちろん、自分を推薦することも必要ですが、
そのことに大半を費やしていては金沢医科大学AO入試の自己推薦書
としては不十分です。

大学側から「卒業後の展望と在学中の勉学目標」を求められているのに
「自己推薦書を書くんだ」という意識が強すぎるのか「自分はこんなに
素晴らしい人材だ」という話が多くなりがちです。また、医学部志望理由を
長々と書く人も少なくありません。

金沢医科大学AO入試の自己推薦書の評価者は「卒業後の展望と
在学中の勉学目標」を読みたいのに、それについて十分書かれて
いないと高い評価をしないのは当然でしょう。

2人の推薦者が、それぞれ1200文字程度で書く推薦書も同じです。
入試要項には「出願者が将来、良医として成長する資質をどの程度
備えているかについて、できるだけ客観的に評価してください」とあります。

金沢医科大学の推薦書で求められているのは「良医の資質」です。
ですから出願者のいいところが、どう良医と結びつくのかを書く必要があります。
推薦書を依頼するときは、何が求められているのかをきちんと伝えてください。
特に近親者の推薦書では本来、求められていない
医学部志望理由が長くなりがちです。
また、金沢医科大学の志望理由まで多くの字数を使って書かれたりしています。
求められていることを書いて下さい。

昨年は金沢医科大学AO入試の第1次選考にメルリックスから5名が合格していますが、
これまでの金沢医科大学AO入試合格者の自己推薦書や推薦書を見ていると
「こういう自己推薦書が合格する自己推薦書だ」ということが見えてきます。

「求められていることを分かりやすく書く」ことが
金沢医科大学AO入試合格の秘訣です。

金沢医科大学AO入試の2次試験の基礎学力試験では
英語、数学Ⅰ、理科(基礎)と一般常識・文章理解です。
金沢医科大学AO入試の一般常識・文章理解では、
ことわざや慣用句、文章の並び替え、時事問題が出題
されます。100分の記述式で時間的には余裕があるようです。

また、2次試験の前に1次選考合格者の推薦者のところに、
推薦書の内容等を聞きにきます。