メルオン

1月20日(火)の愛知医科大学1次試験から始まった
2015年度私立医学部入試ですが、序盤戦を終え、
これから中盤戦に入っていきます。

ここまでの医学部入試を終えて、いくつかの感想を
お伝えします。

まず2015年度医学部入試の志願者数ですが、志願者数
が確定している11大学を合わせると一般では前年より
志願者数が229名少なくなっています。ただし志願者が
266名減少した産業医科大学を除くと、10大学合計で
志願者37名増です。2015年度医学部入試全体では
志願者数は前年並み
と考えて良さそうです。

今年度の医学部入試で志願者増で目立つのは定員89名に
対し志願者341名増の北里大学医学部です。先日もお伝え
したとおり1次試験日が北里大学医学部単独となったことが
大きな要因です。増えた341名だけで定員の3.8倍になります。

では、「北里大学医学部の難易度は上がるのか?」というと
そうでもないと思います。志願者が341名増えたと言っても、
この中に北里大学医学部の合格ラインを超える受験生が
どれ位含まれているかが重要です。本気で北里大学医学部
を狙いに行っている受験生は日程にかかわらず、受験する
ものです。そう考えると、北里大学医学部の難易度が目に
見えて上がるということはないと考えています。

実際に今年、北里大学医学部の1次試験に合格した生徒達の
顔ぶれを見ると、難易度が上っているようには感じていません。

今年の医学部入試で志願者減が目立ったのは、志願者434名
減となった藤田保健衛生大学(前期)です。これも、お伝えした
ように埼玉医科大学(前期)と1次試験日が重複したことが大きな
要因です。

その埼玉医科大学(前期)ですが、正確な志願者数は不明ですが、
1次試験日の重複で仮に志願者減となっていても、埼玉医科大学
(前期)の1次試験に合格した生徒の顔ぶれを見ると1次試験合格
ラインは下がるどころか上がっているかもしれないと感じています。

また、岩手医科大学医学部の1次合格ラインも合格者数は変わら
ないものの厳しくなったのかもしれません。

気になる新課程ですが、今のところ新課程分野からの出題はない
ようです。やはりこれまで何度もお伝えしてきたように新旧両課程
に共通の分野からの出題となっています。

昨日、今日は愛知医科大学の2次試験日です。昨日、愛知医科
大学の2次試験を受験した生徒達の報告によれば、小論文は
シンプルな出題で、かなり発想力が必要な問題だと感じました。
また面接はこれまでより短い時間で行われたとのことです。とは
言え、質問内容は、これまで通り多岐に渡ったものだったようです。

愛知医科大学の1次試験には24名の生徒が合格しましたので、
昨日の2次試験では小論文を行った教室の受験生42人中10人
がメルリックスの生徒で、いつもと同じ顔ばかりで落ち着いて
小論文に取り組めたとの報告もありました。こんなこともあるのですね。