医学部入試

医学部合格の勉強法2

前回、「医学部合格のための勉強法」と言っても、
国立医学部なのか私立医学部なのか、その両方なのかによって
勉強法は変わる、とお伝えしました。

そして、まずは「自分にとって必要な勉強は何か」を
考えて下さいとお伝えしました。

「自分にとって必要な勉強」は、言葉を変えれば
自分が受験予定の医学部で合格点を取るための勉強」です。

医学部受験生の皆さんに注意していただきたいのは
「受験予定の医学部の入試で出題される問題全てを解くための勉強」と
「受験予定の医学部の入試で合格点を取るための勉強」とは
全く別物だということです。

医学部入試は満点を取る戦いではありません。
例えば慶應義塾大学医学部と並んで私立医学部の最難関とされる
東京慈恵会医科大学の正規合格者の合格最低点は、
例年6割を切っています。
慈恵医大の入試では6割取れば合格、それも正規合格です。
けっして満点は必要ありません。

大切なことは満点を取ることではなく、
志望する医学部の入試なら確実に合格最低点は取れるようになることです。

そして「自分にとって必要な勉強」とは、
志望する医学部の入試で合格最低点は何回やっても
確実に取れるようになるための勉強
」です。

では、志望校の入試で合格最低点なら何回やっても確実に
取れるようにするためには、具体的にはどうすれば良いのでしょうか?

次回はそのことについてお伝えしていきます。

ところで、医学部入試、特に私立大学の医学部入試については
高校も塾や予備校も詳しくないのが実状です。
偏差値くらいしか情報を持っていないようですが、
偏差値だけで判断することは大変危険だと思います。

私立大学の医学部受験では、基本的に面接と小論文も課されます。
この面接と小論文は偏差値には全く反映されていませんし、
医学部の教員が作る入試問題も、どうしてもクセが出てしまいます。

模試には当然、反映されません。
模試の偏差値だけでは捉え切れないところがあります。

医学部関係者から直接「どのような人材を望んでいるのか」
「面接ではどこを見ているのか」などを聞く機会を持つことも
いいことだと思います。

宣伝っぽくなって恐縮ですが、5月23日(土)に
医療系分野の大学進学説明会が渋谷で行われ、そこで私も
「今年、私立医学部に合格する方法~親の役割、子の役割~」
というテーマでお話しさせていただきます。
よろしければご参加ください。
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