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医学部センター試験利用入試の考え方

医学部のセンター試験利用入試は16大学で行われており、
センター試験を受けるだけで基本的に16大学の1次試験を
受験したことになります。センター試験を1度受験しておけば
16大学の1次試験を終えたことになるメリットは例えば
時間の節約、移動がなくなるなど大きいものがあります。

一方で私立医学部センター試験利用入試のボーダーライン
得点率9割が目安になります。得点率9割というと、多くの
国公立医学部のボーダーラインを超える得点率です。2次
試験があるとは言え、センター試験利用入試で私立医学部に
合格
することは、本当に厳しいということがお分かりいただけると
思います。

前回、「私立医学部センター試験利用入試に出願してセンター
試験を受けるにせよ、過度な期待は禁物
」とお伝えしました。
得点率9割が本当に狙える受験生ならまだしも、普通の受験生に
とって9割というハードルを越えることは、大変なことです。

試験を受けるのですから高い得点を取ろうと気合を入れるのは
いいのですが、一方で9割の得点率はそう簡単ではないことも
十分理解しておく必要があります。そもそも、本当の本番とも
言える医学部各大学の試験は、センター試験の後にあるわけ
ですから、各大学の試験が始まる前にセンター試験で9割に
届かず「意気消沈」とはなりたくないものです。

では、私立医学部受験生はセンター試験をどの様に考えたら
いいのでしょうか?

私はセンター試験は「最後の模擬試験」くらいに考えておくと
いいと思っています。模擬試験と考えるにしてもいいかげんに
受験することはないでしょう。真剣には受けるでしょう。そして、
その結果として高得点が取れれば、それはラッキーと考え、
あくまで「医学部の入試が始まる直前の最後の模試」くらいに
考えておいた方がいいと思います。

ところで新しい医学部、東北薬科大学医学部(東北医科薬科大学医学部)
の入試の
内容が少しずつ分かってきました。こちらも近々、お伝え
できると思います。