医学部入試

私立医学部の特徴として
私立医学部の英語は試験時間に比べて問題量が多い
と前回、お伝えしました。
獨協医科大学順天堂大学医学部
東邦大学医学部などが、その典型です。

そして、「私立医学部の英語で
合格点
を稼ぐためにはスピードが欠かせない」
だから、「この時期からの私立医学部英語対策は、
どうやって英語を解くスピードを上げるに尽きる」
とお伝えしました。

今日は、医学部入試で英語を解くスピードを上げるための、
この時期からの具体的な勉強方法をお伝えします。

ポイントは3点あります。

まず第1は「知識を確実なものにする」です。
この言葉だけですと当たり前と言えば当たり前ですね。
具体的にどうやればいいのかが重要です。

医学部受験生の皆さんが入試問題を解いていて
文法などの4択問題で2つにまで絞られても、
そこから迷うことはありませんか?
絞った2つのどちらでもいいような気がすることがあるのではないでしょうか?

2つのうちどちらかを正解とするか迷って
余計な時間を使っていてはスピードという点では問題有です。
ここで知識を確実にする必要が出てきます。

問題は、残された時間が僅かしかない中で、
何をどうやるのかです。
今から、新しい問題集に手を出すのは得策とはいえません。
これまでやってきた問題の見直しをして下さい。

その時に全てをやり直す必要はありません。
間違えた問題、答は合っていたけど
なぜこの答が正解なのかあいまいなままに終わっている
問題だけをやり直して下さい。

第2に「単語、熟語をしっかり覚え切る」です。
英語の点をかなり取れる受験生でも
英単語が怪しい医学部受験生は少なくありません。
なんとなく感覚で解けていて、それなりに点が取れているのです。

ある程度、点が取れるから単語をやらなきゃと思ってはいても
「まっ、いいか」になってしまいがちです。

しかし、長文を読む時に
単語でひっかかっていてはスピードも上がりません。
覚え切れていない単語を覚えるのに、それほど時間はかかりません。

この時期からなら、
とりあえず英単語を見て意味が分かればOKです。
スペルに自信を持てなくても、残された時間を考えればOKです。

ここで考えなければならないのは、英単語をどこまで覚えるかです。

例えば東邦大学医学部の英語長文では
病名など医療に関する単語が注釈なしで出てきます。
当然、医療系英単語を知っていた方が有利です。

メルリックスでも医療系の英単語を集めた
私立医学部で出る英単語」を小冊子にしています。
ここまで仕上げれば万全と言えますが、
その前にまずは通常の単語集を1冊しっかりと仕上げることを優先して下さい。

医学部で合格するためには、
英単語で満足してほしくはありません。

熟語までしっかり覚えて下さい。

熟語まで仕上げることができれば
医学部英語への対応力が大きく伸びます。
単語と熟語なら今からでも間に合います。

長くなりましたので、第3のポイントは次回に。