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医学部ボーダーライン

大学入試センターから
「平成28年度大学入試センター試験(本試験)平均点等一覧(中間集計)」
が発表されました。昨年は、「旧数学Ⅰ・旧数学A」など旧課程からの
出題もあったのですが、今年は新課程に統一されました。昨年の新課程の
平均点と比べると数学Ⅱ・Bの平均点が中間集計で10.9点上昇しているのが
目立ちます。また生物も平均点が9.2点上がっています。センター試験全体
としては、昨年のような科目による平均点の大きな差はなく、昨年は実施された
得点調整は今年はなさそうです。

また、河合塾とベネッセ・駿台予備校からセンター試験の合格可能性を
判定するサイトが公開されました。河合塾はバンザイシステム、ベネッセ・駿台は
データネットと名付けられています。私立医学部センター試験利用入試の
合格可能性判定
もできます。同じく私立歯学部センター試験利用入試の
合格可能性判定
も行われています。

河合塾のバンザイシステム、ベネッセ・駿台のデータネットの私立医学部
センター試験利用入試のボーダーライン
を見ると今年も得点率90%が
目安となりそうです。
ただ、河合塾バンザイシステムとベネッセ・駿台のデータネットで
医学部センター試験利用入試のボーダーラインが若干異なる大学も
あります。例えば大阪医科大学のセンター試験利用入試(前期)の
ボーダーライン
は河合塾バンザイシステムが88.0%に対し
ベネッセ・駿台データネットでは93.3%になっています。両者の
ボーダーラインには5.3%の差があります。河合塾のボーダーラインが
合格可能性50%、ベネッセ・駿台のボーダーラインは合格可能性60%
ですからそれも考慮しなければなりませんが、それにしても差が
あり過ぎると思います。模試の合格可能性判定と違い、センターリサーチを
基にした合格可能性判定は、かなり正確だと考えられますが、
それでもあくまで目安にとどめておいた方が良さそうです。特に
私立歯学部はサンプル数が少ないこともあって、バンザイシステムと
データネットの差が目立ちます。