医学部入試

今日は日本大学医学部の追加合格者となった生徒さんが
合格のご報告に来てくれました。

この生徒さんはいわゆる多浪生でしたので、
実は今年、医学部以外に歯学部も受験する予定でした。
歯学部に願書も出して、面接の練習もしていたので、
「そういえば、歯学部はどうなったの?」と聞いたら、
「結局、受けなかったです」とのことでした。

何年も浪人していたこの生徒さんは、
スポーツの盛んな高校の出身で、
高校時代はインターハイに出場したこともあります。
医学部受験に向けてコツコツと勉強を積み重ねた結果、
今年ようやく、初めて医学部の1次試験を突破しました。

その生徒さんは1次試験に合格した段階で、
家族から聞かれたそうです。
「お前、これで本当に医学部を諦め切れるのか」と。
これまで医学部合格に向けて地道に努力してきた彼の姿を
家族はずっと見てきたからでしょう。
もし、医学部が1次合格止まりで歯学部に行くことになった場合の
彼の心情を思いやっての言葉だと思います。

特に歯学部志望の弟が「絶対に医学部に行った方がいい」
と強く後押ししてくれたそうです。
家族の言葉もあって、その生徒さんは歯学部を受験せず、
第一志望の日本大学医学部に絞って勉強を続けたそうです。
そのかいあって、見事に合格を手にしました。

メルリックスに来てくれている日大のチューターにも
色々と相談していたらしく、そのチューターが
「日大で待ってるから」と言ってくれたことも、
大きな心の支えになったようです。

昨日の追加合格は、日大に進学したメルリックスの卒業生が
校内に掲示されている合格発表の画像を、
当時お世話になった担任に送ってくれたことで判明しました。
担任は昨日は休みだったのですが、
自分の携帯に送られてきた掲示画像を見て、
「○○くんの受験番号がある!」と気づいたそうです。
すぐにその生徒さんに連絡を取り、合格の喜びを分かち合ったそうです。

日本大学医学部の追加合格は、最初に校内に掲示され、
翌日に入学手続きの書類が届きます。
その生徒のところには、今日の午前中に入学手続きの書類が
送られてきたそうです。
手続き締切が3月29日(火)となっていたので、
辞退者が出れば3月30日か31日ぐらいに、
もう1度、追加合格を出すと思います。

この時期に結果が出ていない医学部受験生は
もう1年やるかどうか、ご家族も含めて悩んでいると思います。
特に1次合格や補欠止まりで、何年も浪人を重ねている方は
歯学部や薬学部など、他の学部に合格していて、
医学部受験を諦めるかどうかで迷っていることも少なくありません。

受験生一人ひとりの状況が違うので、
一概に「こうした方がいい」とは言えません。
ただひとつ言えることは、今回、日本大学医学部に繰り上げ合格した生徒は
来年の入試に向けて既に準備を始めていました。
自分のどこが足りなかったかを先生方に相談して、
具体的にこういう風に勉強を始めたいと担任に話していました。

その強い気持ちがあるならば、もう1年チャレンジする価値は
十分にあるのではないかと思います。

ところで、北里大学医学部で昨日に引き続き、
繰り上げ合格が回っているようです。
既に他の医学部に進学を決めていた生徒が
「18時までに入学するかどうかの返事を下さい」と言われたそうです。
担任のところに相談の電話が来ていました。

また、今日の午前中に30番台前半まで回っていた
久留米大学の繰り上げ合格は15時現在で36番まで回っています。
福岡大学医学部の補欠は一般18番、センター利用は変わらず23番です。

ここから来週にかけて、いよいよ私立医学部の繰り上げ合格も
大詰めを迎えます。
1人でも多くの医学部受験生に吉報が届いてほしいと願っています。