医学部入試

医学部推薦入試の準備はいつから?2

前回、医学部推薦入試の準備は
「高校から、志望校に推薦してもらえることが確定してからで
十分間に合う」とお伝えしました。

最近は、推薦の確定時期が遅くなっているようで、
9月に入ってからの高校がほとんどではないでしょうか?
そうだとしたら、推薦入試を受験できるかどうかは
まだ確定していないわけですから、推薦入試の準備(医学部推薦入試対策)は
「まだ早い」ということです。
詳しい話は、前回のブログをご覧ください。

さて、「高校からの推薦が決まる前には何もしなくていいのか?」
と思う受験生もいるでしょう。
特に、何かをしなくてはならない、ということはありません。
ただ、「やっておいてもいいかな」と思うものがあります。

それは、「小論文と面接」です。

小論文と面接は、高校の普段の授業ではやらないでしょうから、
どんなものか知る意味で、先取りでやるのはいいでしょう。

ただし、あくまで「触れる」ことが目的で、仕上げることは
この時期の目標ではありません。
そんなに慌てなくても、推薦入試には十分間に合います。
もし、「今からやらないと間に合わない」と言う塾や予備校があったら、
私はそこをお勧めしません。

小論文と面接は、やったことがなければ不安を感じるかもしれません。
だとしたら、一度やってみて「こんな感じか」と分かれば、
今はそれで十分です。

ここで気を付けてほしいのは、グループ討論、グループ面接です。

医学部のグループ討論やグループ面接は、大学によってやり方が異なります。
ですから、「医学部のグループ討論対策」というザックリとしたものではなく、
例えば「北里大学医学部グループ討論対策」であったり、
「福岡大学医学部グループ面接対策」でないと意味がありません。

また、グループ面接もグループ討論も、一人でやるものではなく、
他の受験生の質問に対する答えによって、
自分への質問や討論が変化していきます。

ですから、一人でやることはほとんど意味がありませんし、
知識を入れることにもあまり意味がありません。
やるのであれば、その大学での1グループと同じ人数で、
その大学の進行方法でやって下さい。
頭で理解しようとせず、その大学のやり方で実際にやってみることを
お勧めします。