医学部入試

国際医療福祉大学の医学部入試説明会2

昨日のブログでは、国際医療福祉大学の医学部入試では
「面接が非常に重視されるだろう」と述べました。

入試説明会では大学の先生方が「面接を重視します」と
はっきり明言されました。

面接で何を聞かれるかについては、出願書類の
「志願理由書」と「活動実績報告書」から
話をうかがう場合がありますので、
しっかりと書いてくださいと説明がありました。

この「志願理由書」と「活動実績報告書」は国際医療福祉大学の
ホームページからPDFをダウンロードすることができます。

http://www.iuhw.ac.jp/admission/outline/download_m.html
【国際医療福祉大学のホームページ】

国際医療福祉大学の医学部面接は、約30分の個人面接を
面接官を替えて2回行います。
私立医学部入試の面接ではかなり長い時間、2回行うことから、
大学側の「受験生をしっかり見極めたい」という意図を感じます。

全員が提出する「志願票」にも、高校卒業後の学歴・職歴を
全て記入する「履歴」欄があります。
出願書類の段階から、かなりしっかり準備しておかなければ
合計60分の面接では非常に苦しくなることが予想されます。

面接は2次試験で行われますが、その2次試験日は
一般入試では6日のうちから1日を選択し、
センター利用入試では2日のうちから1日を選択します。
志願票には、2次試験日を第一希望から第六希望まで
(センター利用は第二希望まで)マークする欄があり、
「できる限り受験生の希望に沿う形にしたい」と大学から説明がありました。

気になる英語面接ですが、これも志願票に「一部英語での面接を希望する」と
「すべて日本語での面接を希望する」を選択する欄があります。
留学やホームステイの経験があり、英語に自信のある受験生は
自己アピールのひとつとして、思いきってチャレンジしてもいいと思います。

国際医療福祉大学医学部の一般入試は、1次試験の英語・数学・理科を
すべてマークシート方式で行うことが発表されています。
どんな問題になるかは教えていただけませんでしたが、
おそらくボーダーラインに多くの受験生がひしめく構図は
他の私立医学部と変わらないと思います。

そうなると、小論文(1次試験で実施するが2次選考の合否判定で使用)
および面接で少しでも差をつけることが必要になります。
国際医療福祉大学は補欠に順位を付けることを発表しています。
おそらく学科試験が同点の受験生も、小論文・面接で補欠順位を
付けられることになるでしょう。

また、入学してからの6年間はかなり充実したカリキュラムが予定されています。
そのカリキュラムについていくモチベーションがあるかどうかも
面接ではしっかりと見極められることでしょう。

小論文・個人面接の配点は「段階評価」となっていますから、
小論文・面接で大逆転を狙うのは現実的ではないでしょう。
ただ、「小論文・面接で落とされる」ことは大いに考えられます。
特に大学が「面接を非常に重視する」と言っているのですから、
面接が重要であることは言うまでもありません。

私どもも、大学がどのような人材を求めているのか、
アドミッションポリシーをしっかりと把握して、
面接対策を行っていきたいと考えています。

国際医療福祉大学の医学部入試は、
「1次を突破してからが本当の戦い」になりそうです。