医学部入試

2017年度センター試験の分析と予想平均点(2017-01-16)

2017年度のセンター試験が終わりました。
センター試験2日目の昨日は、雪などの影響による
交通機関の乱れにより8府県、31会場でセンター試験の
開始時間を遅らせました。この結果、9千人以上の受験生が
影響を受けたとのことです。

さて、2日間のセンター試験が終わり河合塾、駿台・ベネッセ、
東進が、それぞれ2017年度のセンター試験の各科目ごとの
分析と予想平均点を公表しています。それをまとめましたので
参考にして下さい。

これを見ると、予想平均点にはバラつきがあります。例えば
国語は昨年の平均点129.4点に対してどの予備校も「難化」
としていますが、どの程度の難化なのか、平均点には差が
あります。河合塾の国語の予想平均点105点に対し、駿台・
ベネッセは114点、東進は113点と差があります。

一方で数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・Bの平均点合計は河合塾が113点、
駿台・ベネッセが111点、東進が112点と大きな差はありません。

また、医学部受験生なら最も気になる理系5教科7科目平均は
河合塾560点、駿台・ベネッセ560点、東進557点と、こちらも
大きな差はありません。理系5教科7科目は、昨年とそれほど
変わらないと予想されます。

いずれにしても、18日(水)には大学入試センターから今年度の
センター試験各科目の平均点の中間発表があり1月20日(金)には
地歴公民、理科の得点調整の有無について発表がありますので、
そこまでは待ちましょう。今はあくまで目安として考えて下さい。

また河合塾や駿台・ベネッセなどのセンターリサーチ(自己採点集計)
を利用するのもいいでしょう。

私立医学部のセンター試験利用入試は合否判定に使う科目が
大学により異なります。私立医学部のセンター試験利用入試は
基本的に出願を終えていますので、「後はセンター試験の得点を
判定に使う1次試験の結果を待つ」ということになります。
ただし杏林大学医学部のセンター試験利用入試だけはセンター
試験受験者全員が2次試験に進みます。センター試験の得点と
合格の可能性を考えて、2次試験を辞退するという選択もあり得ます。
今、決める必要はありませんので、センターリサーチ等を見て、
しっかり考えて下さい。

尚、今年度のセンター試験ではスマートフォンの使用などの
不正行為で、データがある2006年以降、最も多い12人が
不正行為を行ったと認定されたとのことです。残念なことです。