医学部入試

福岡大学医学部 1次試験(2017-02-01)

今日は九州の久留米大学医学部の1次試験日です。
そして明日は、九州の私立医学部2校のうちのもう1校、
福岡大学医学部の1次試験日です。

九州の私立大学医学部は2校とも福岡県にキャンパスがあり、
九州の私立医学部受験生は福岡大学医学部か久留米大学医学部の
どちらかに進学したいと考える受験生が多くなります。

福岡大学医学部の志願者は募集人員70名に対して、
前年を328人も上回る2,896名となりました。
増加した志願者328名だけでも募集人員70名の4倍以上になります。
今年度の福岡大学医学部の志願倍率は41.4倍になりました。

さて、福岡大学医学部の1次試験ですが、全般的に
問題そのものは難しさをあまり感じないでしょう。
試験時間も英語70分、数学90分と長めですので、
落ち着いてミスをしないことが欠かせません。

福岡大学医学部の昨年の1次試験合格者の合格最低点は
400点満点で298点、得点率74.5%でした。
1次試験合格者の合格最低点は
一昨年ですと400点満点の288点で得点率72.0%、
3年前は400点満点の302点で得点率75.5%でした。
2次試験での合格を考えると「8割」が目標になるでしょう。

1次試験で8割取ることができれば、2次試験で大きなミスをしない限り、
福岡大学医学部の合格通知を手にすることができるでしょう。

「8割が目標」ですが、どの科目も8割以上である必要はありません。
聖マリアンナ医科大学のように「基準点」を設けて
「1科目でも基準点を満たすことができなければ、合格できない」
ということはしていません。
4科目合計で320点を取ることを考えて下さい。

「目標8割、320点」としましたが、恐らく
310点あれば合格通知を手にすることができると思います。
ただし、福岡大学医学部は2次試験に50点の配点があります。
2次試験まで万全の準備をすることが大切です。

特に面接は、福岡大学医学部独特のグループ面接と
グループ討論が入り交じった面接が行われますので、
1次試験に合格した後でかまいませんので、
しっかり準備をして下さい。

福岡大学医学部の小論文は2次試験の合否判定に使われますが、
1次試験時に書いてしまいます。
割と珍しい資料型の小論文になりますので、
一度は過去問を書いてみるといいでしょう。