医学部入試

日本医科大学後期 1次試験合格発表(2017-03-06)

2月27日(月)に行われた日本医科大学一般後期1次試験の
合格発表があり、募集定員18名に対し
150名の方が1次試験に合格されました。

日本医科大学初めての一般後期試験ということで、
どのぐらい合格者を出すのか注目されましたが、
1次合格者は150名でした。

今日から国公立前期の合格発表が始まっているため、
2次試験を欠席する方もいらっしゃると思います。
昭和大学医学部のII期試験は約10名ほどの方が
例年、2次試験を欠席されます。
受験者層を考えると、日本医科大学の欠席者は
同じぐらいかそれより少し多いぐらいではないかと思われます。

日本医科大学の2次試験では、小論文と面接が行われます。
募集要項によると、「後期試験の小論文及び面接試験は、
いわゆる学力の3要素をより多面的、総合的に評価するため、
前期試験より試験時間が長くなります」とあります。

そして、後期の小論文は90分となっています。
前期より30分長い試験時間です。

日本医科大学の小論文は図やグラフを読み取って書かせる形式です。
今年度の前期は1日目が『ノーベル賞生理学・医学賞の受賞者一覧を見て感じること』
2日目が『人口減少についてどう対処すべきか』で、
いずれも表を見て考えさせる問題でした。

試験時間が30分延びたことで、2つのテーマについて書かせるのか、
600字が800~900字に増えるのかはわかりませんが、
いずれにせよ、出題傾向は前期の延長線上にあると考えています。
ただし、長い試験時間で集中して書き切る能力は求められます。

また、日本医科大学の面接はグループ討論と個人面接が行われます。
前期はグループ討論30分、個人面接10分程度ですが、
後期も同じような形式で行われる可能性が高いと思っています。
このところ、日本医科大学のグループ討論は、
討論ではなく「グループ面接」の形で行われることが増えていましたが、
今年の前期では、自由討論させるグループが多く、グループによっては
話が詰まってしまったところもあったようです。
やはり、グループ討論は準備していないと難しいと感じました。

一般後期の成績上位者10名のうち、入学した方には特待制度が適用され、
入学時の授業料247万円が免除されます。

ちなみに「学力の3要素」とは文部科学省が定めた学校教育法にある

(1)基礎的・基本的な知識・技能
(2)知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等
(3)主体的に学習に取り組む態度

のことをいいます。

これら3要素を高校で育み、大学入学者選抜で適正に測定し、
大学がさらに伸ばして社会に送り出すという流れが推奨されています。

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