メルオン

「夏」は基本に戻る最後のチャンス(2017-07-24)

医学部や歯学部を目指す高校生の方々は、いよいよ夏休みを
迎えられたのではないでしょうか?高校の補習授業や塾・予備校の
夏期講習で頑張っている方もいるでしょう。
自分で計画を立てて、自分の部屋や図書館などで勉強をしている
受験生もいるでしょう。

「夏は天王山」などと言われるように「夏」は受験生、それも
現役の受験生にとって極めて重要な時間になります。

しかし、勉強を頑張るのはいいのですが、勉強の内容が的外れに
ならないよう十分に気を付けて下さい。

私立医学部入試も私立歯学部入試も
「短い試験時間の中で、いかによくある問題を確実に解くか」
が勝負となります。

私立医学部入試も私立歯学部入試も、他の受験生が解くことの出来ない
難しめの問題を解くことより、他の受験生も解いてくる、ごく当たり前の
よくある問題を確実に点にすることの方が重要です。

この「よくある問題」を確実に解き切るための基本事項の再確認を
している時間は「夏」を過ぎるとなかなか持てません。
受験生としては、友人が難問揃いの問題集をやっていると自分も
難しい問題集をやらなければならいないような気になってしまいがちですが
「今、自分がやるべきことは何か」を冷静に考えて下さい。

基本、基礎があやふやなままですと秋以降の伸びも思うようには行きません。

以前、ベネッセさんの調査で、7月の模試の成績が同じくらいの受験生が、
実際のセンター試験でどれ位の点を取ったのかの調査を見たことがあります。
この調査では7月の模試の点数が同じ受験生を大きく2つのグループに分けていました。
一つは、基本的な問題は出来ているのに少し難しい問題は出来ていないグループ。
もう一つは、基本も難しめの問題もバラバラに出来ているグループ。

7月時点で同じ得点だった2つのグループですが、半年後のセンター試験では、
基本は出来ているが難しめの問題は出来ていないグループの方が高い得点を
取ったことがデータで示されていました。

具体的に何点の差が付いていたのかもデータとしてありましたが、
申し訳ございませんが失念してしまいました。しかし、基本がしっかり
固まっている受験生の方が秋以降の伸びは明らかなことは間違いありません。

医学部志望、歯学部志望の受験生の皆さんは、とにかくこの「夏」は、
あいまいなままになっている基本事項をしっかり固めて下さい。

***メルリックス学院のホームページ***
http://www.melurix.co.jp/

***メルリックス学院の夏期講習***
http://nyushi.melurix.com/archives/185

***メルリックス学院のお試し個別指導***
http://nyushi.melurix.com/archives/1701

***書籍好評発売中***

『医学部合格完全読本』かんき出版(Kindle版あり)

『2017年度版 私立医歯学部受験攻略ガイド』メルリックス学院(Kindle版あり)