医学部入試

藤田保健衛生大学の入試変更(2017-08-16)

月曜日に、鹿児島大学医学部編入学試験に合格された方が
合格の報告に来て下さいました。
これまで何校か国公立大学医学部の編入学試験の1次試験は
通ったものの、2次の面接でことごとく跳ね返されていましたので、
メルリックスで面接対策を受けて下さいました。

実際の面接ではメルリックスでの面接練習と
ほとんど変わらない質問で十分に準備が出来ていましたので、
これまでに無い手応えを感じたようで見事に合格されました。

手土産に高級なお菓子を持って来て下さったので
「こんなに高い物を」と話したところ
「私の感謝の気持ちが詰まっています」とのことで、
少しでもお役に立てたことを嬉しく思いました。

さて、昨日に続き藤田保健衛生大学の入試変更についてお伝えします。

藤田保健衛生大学のAO入試は専願制ではあるものの、
「国公立医学部の推薦または一般前期に合格した場合に限り
入学辞退を認める」となっていることから、
「国公立大学医学部志願者にも受けてもらいたいと
考えているのだろう」とお伝えしました。

国公立医学部志望者の中には
「藤田保健衛生大学AO入試を滑り止めにしよう」
と考える受験生も出て来るのではないかと思います。

藤田保健衛生大学は医学部長が代わって以来、
次々と入試改革を行っています。
藤田保健衛生大学の一連の入試改革を見ていると
「国公立医学部志願者を少しでも取り込みたい」
という意図が見えます。

来年度入試へ向けて入試変更でも、
AO入試の導入の他にセンター試験利用入試の変更も行います。

これまで藤田保健衛生大学のセンター試験利用入試前期の試験科目は
英語(リスニング有)、数学、理科2科目に国語のうち現代文のみで、
古文・漢文や地歴公民は入っていませんでした。
私立医学部入試に必要な英語、数学、理科に現代文だけが
プラスされる形で、私立医学部受験生も受けやすい試験科目でした。

それが来年度からは国語は古文・漢文も含まれ、
さらに地歴公民も1科目必須となります。
国公立医学部のセンター試験と同じ教科・科目となります。
私立医学部志望者には、受けにくい試験となりました。
また、藤田保健衛生大学センター試験利用入試の受験科料が
従来の4万円から2万5千円に引き下げられます。
国公立医学部の受験料の多くが1万7千円ですので、
少しでもそれに近づけようと考えたのではないかと思います。

来年度入試の変更点を見ても
藤田保健衛生大学が国公立医学部志望者の取り組みを
考えていることが分かります。

尚、昨年廃止した一般入試の後期も復活させ
1次試験日を3月4日(日)としました。
一般後期試験やセンター試験利用入試後期には、
一般前期には無い奨学金制度もあります。
国公立大学医学部入試前期日程で思うような感触を
得られなかった受験生の受験も期待しているように思います。