医学部入試

昭和大学医学部地域別選抜のボーダーライン(2017-12-21)

ここまでセンター試験を使っての医学部入試についてお伝えしてきました。
このセンター試験を使った医学部入試の中でも特殊な医学部入試が、
昭和大学医学部のセンター試験利用入試地域別選抜です。

この昭和大学医学部の地域別選抜は、全国を
「北海道・東北・北関東」「南関東」「東京」「中部」
「北陸・近畿・中国」「四国・九州・沖縄」の
6つの地域に分けて、それぞれの地域から2名、合計12名を
選抜する医学部入試です。
6つの地域それぞれでセンター試験と小論文、面接で
合格者を決めます。

6つの地域それぞれで2名の合格者を決めるわけですから
地域によって合格最低点は当然異なります。
昭和大学医学部では、このセンター試験を利用した地域別選抜の
1次試験合格者の合格最低点を公表していますが、
それによると、昨年の1次試験合格者の最低センター試験得点率は
77.8%でした。何度も言いますが、地域ごとに合否を判定しますので、
1次試験の合格最低点がこれより高い地域もあると考えてください。

昭和大学医学部のセンター試験利用入試地域別選抜で
2次試験に合格するためには、センター試験の得点率は
何%くらい必要かということも、どの地域で出願するかによって
変わってきます。昭和大学医学部は、地域別選抜全体の
データは公表しても、地域ごとの細かいデータは
公表していませんので、地域ごとに「何%」ということは
出来ないのが現実です。河合塾等が発表するボーダーラインも
地域ごとになっているわけではないので、それをそのまま
受け止めることには慎重になっていいでしょう。

この昭和大学医学部の地域別選抜は、現役生にのみ
受験資格が与えられていることもあって、年や地域によっては
それほど高い得点率を必要としない場合もあります。
過去にメルリックスからの合格者のセンター試験の得点を聞いて
思ったほど高くなく、むしろ驚いたことがありました。
他の医学部センター試験利用入試に比べれば、地域によっては
少し低い得点率でも合格のチャンスがある医学部入試と
考えていいでしょう。

昭和大学医学部では、出願受付期間に入りました。
昨日、12月20日(水)現在での志願者数は
一般入試Ⅰ期が44名、センター試験利用地域別選抜で
4名となっています。

***メルリックスの冬期講習***
http://nyushi.melurix.com/archives/205

***メルリックス学院のお試し個別指導***
http://nyushi.melurix.com/archives/1701

***書籍好評発売中***

『私立医歯学部受験攻略ガイド<2018年度版>』発売中!

『医学部合格完全読本』かんき出版(Kindle版あり)