医学部入試

明日は杏林大学医学部の1次試験です(2018-01-18)

こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。

明日、1次試験が行われる杏林大学医学部の
今年の一般入試の志願者数は2,867名と
昨年よりわずかに17名減となりました。
例年、450名前後が1次合格しますので、
1次合格の志願倍率は約6.4倍です。

センター利用入試の志願者数は1,391名と、
昨年より128名増加しています。
今年の私立医学部のセンター利用入試の
志願者数は全体的に増加傾向にありますが、
それを裏付けるような志願者数となりました。

ちなみに、杏林大学医学部のセンター利用は
1次試験の合格発表がありません。
出願した人は全員2次試験を受けることが
できます。よって「どのぐらいセンターで
取れれば2次合格の可能性がありますか?」
とよく聞かれます。

それについては、この後のセンター利用の
記事で触れたいと思います。

さて、杏林大学の一般入試は合格最低点が
公表されていません。
全体として7割程度を目安にしてほしい
ところですが、生徒達を見ていると、
数学の出来が勝負を分けると感じています。

杏林大学の数学は例年、大問4題が出題
されますが、問題が難しいというよりは
「90分あれば解けるけど、本来の試験時間
である60分ではちょっと足りないかな…」
と思わせる問題量がミソだと思います。
そのため、解いていて少しでもつまずいたら
いさぎよく次の問題に行くことが大切ですし、
大問4題のうち、どの問題を捨て問として、
どの問題から最初に解いていくかを見極める
眼も必要になります。

昨年、杏林大学に正規合格した生徒が「杏林が
正規で合格したのは、数学の先生のおかげ」と
しきりに言っていました。
クラスに所属していたその生徒は、普段の集団
授業では教わっていない数学の先生に個別指導
をお願いしたのですが、これがピタリとはまり、
最終的に日本医科大学医学部に進学しました。
数学の先生からは個別指導で徹底的に「捨て
問の見極め方」を教え込まれたそうです。

入試で「捨て問を作れ」とはよく言われますが、
実際の入試本番で「これは時間があったら解く」
と決めて他の問題に集中するのは、非常に勇気
のいる行為だと思います。
まず、問題の難易度を見極める「選球眼」を
磨かなければいけませんし、その場の短い時間
で判断する決断力も求められます。

その生徒は、数学の個別指導の中で繰り返し、
「捨て問を作る」ことを教わった結果、
実際の入試でも「選球眼」が身についたという
ことでした。

ちなみに杏林大学は、補欠に順位を付けますが
正規合格も合わせた受験生の合否は、4科目
総合で同点だった場合、「数学の点数が良い
受験生の方」を上位にするそうです。
4科目総合も数学も同点だった場合は「英語
の点数が良い受験生の方」を上位にするそう
です。それも同点だったら…ということも
あり得ますが「ほとんどそこまでで順位は
付けられる」とのことでした。

個人的には、生物が3年前に難化して、
2年前はその反動で易しくなり、昨年はまた
やや難化したので、今年はどのぐらいの
レベルの問題が出題されるかが気になります。

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