医学部入試

金沢医科大学医学部は理科が易しかったようです【物理について追記有】(2018-01-19)

こんにちは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。

昨日の金沢医科大学一般入試の受験者数は
テレビ金沢のニュースによると3,197名
だったそうです。昨年の受験者は3,382名
だったので、185名の減少です。
福岡会場の受験者は443名だったそうで、
昨年の497名から54名減です。

私も昨日の朝、東京会場であるTOC五反田ビル
まで行って来ましたが、確かに受験生の数は
ちょっと少ないかな?と感じました。
それでも、会場である13階への直通エレベーター
の前には、試験の集合時間の30分前ぐらいから
受験生が並んで列ができていました。

昨日の1次試験の問題は、戻ってきた生徒達の
話を聞くと、英語は例年並みで、化学と生物は
易しかったと言っていました。「時間が余った」
という声を何人もの生徒から聞きました。

昨日はたまたま物理選択の生徒と話すことが
できなかったので、物理がどうだったかは
わかりませんが、それほど難しかったわけ
ではなさそうです。
→SNSを通じて、物理選択の受験生の方から
昨日の出題について教えていただきました。
ありがとうございました。物理はそれほど
平易だったわけではなく、時間が余ると
まではいかなかったようです。昨年並みと
いったところでしょうか。ただ、公式に
当てはめて解くタイプの受験生をきちんと
振り落とそうとしている出題だと感じました。

数学はやりにくさを感じた生徒もいたようで
1次通過ラインにいる受験生であれば、英語と
理科は手堅く点数を取ってくるでしょうから、
数学の出来が勝負を分けるかなと感じました。

金沢医科大学は今年から一般後期を実施しますが
1次試験は英語と数学IAIIBからの出題です。
理科は課されません。

今回、一般前期の化学・生物の問題が易化したことから
言っても、金沢医科大学としては、入試での理科
の点数は入学後の成績とあまり関係ないと考えて
いるのかもしれません。
実際に「後期入試で理科を課さない理由」を
大学の入試ご担当者に聞いた時は「編入試験は
英語と数学しか学科試験を課していないが、
充分に優秀な人材が入学している」とご説明
いただきました。

このあたりの考え方は大学によって異なり、
聖マリアンナ医科大学は「入試で英語の成績が
良い受験生が入学してからの成績も良い」との
ことですし、今年から理科の配点を2倍にする
獨協医科大学は、おそらく理科の成績が良い
受験生が入学してからの成績が良いため、
入試でも理科重視の方向に舵を切ったのでは
ないかと思います。

いずれにせよ、昨日行われた1次試験の合格発表
は来週23日(火)13時の予定です。

金沢医科大学はの一般後期は、1次試験が
2月17日(土)、2次試験は3月1日(木)
に実施されます。1次試験は東北医科薬科大学の
2次試験と同じ日です。

一般後期の出願締切は2月2日(金)消印有効と
なっています。明日から始まる各医学部の1次
合格発表の結果次第で出願しようと考えている
受験生も多いのではないかと思います。

メルリックスでも何人かが出願の準備をしています。
やっぱり受けようと思った時に、必要になるのが
高校の調査書です。
あらかじめ出願を考えている受験生の方は、余分に
調査書を取り寄せて用意しておいた方がいいかも
しれません。

また、昨日は幕張で順天堂大学医学部の1次
試験も行われました。
受験した生徒の話によると「英語が難化、後は
いつも通り」ということでした。

毎年、独特の出題で新書の表紙になったこともある
順天堂大学の小論文ですが、今年は1969年の
『フランス万歳』という写真集からの出題でした。
題名の割に暗い雰囲気の写真だったそうなので、
書きにくいと感じた受験生もいたのではないでしょうか。

1次試験の出来を報告してくれた生徒は、
小論文の講師と二人三脚でばっちり対策して
きましたので、問題なく書けたと弾んだ調子で
報告してくれました。


(写真は東京会場であるTOC五反田ビルの予定表です)

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