医学部入試

明日は日本医科大学医学部一般前期の1次試験です(2018-01-21)

こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。

明日は日本医科大学医学部一般前期の1次試験です。
今年から6年間の学費を570万円下げて
2,200万円と思いきった学費減額に踏み切った
日本医科大学ですが、志願者は予想通り昨年の
2,200名を上回り、2,497名以上は確実である
ことが大学のホームページから確認できます。

日本医科大学『前期試験会場の追加について』
https://www.nms.ac.jp/college/news/_9296.html

日本医科大学の1次試験会場は、1年生が学ぶ
武蔵境キャンパスで行われますが、昨年、
学費の減額を発表した時から、大学側では
受験者の増加に備えて予備の試験会場を想定
していたようです。収容定員を越えた分は、
2年生からが学ぶ千駄木キャンパスが使われます。

昨年より志願者が300名以上増えていることは
間違いありませんが、この増えた分の受験生は
多くが学力上位層であると思われます。
国公立医学部との併願者が、学費の減額に敏感に
反応して、併願校の一つとして日本医科大学を
受けてくる可能性が高いと思われます。

このところ、日本医科大学の合格最低点は、
公表されていませんが、55%前後あれば
1次試験は通過できるかなというのが、
メルリックスの生徒達を見ていて、1つの
目安となっていました。
55%というのは、それほど高い得点率ではなく、
いわゆる「捨て問」をどれにするか考えながら、
解ける問題から解いていき、記述式の答案を
しっかりと埋めるというのが正攻法の対策でした。
現に昨年、日本医科大学に合格したメルリックスの
生徒の中には、英語が苦手だったため「英作文は
全く書かずに出した」という生徒もいました。
それぐらい大胆な取捨選択をしても、他の部分で
得点すれば合格できる出題内容と難易度でした。

今年も出題傾向は変わらないと思われますが、
学費を減額した分、受験者に学力上位層が増えていると
考えると「取れる問題を少しでも」という気持ちは
より強く持って受けてほしいと思います。
国公立医学部との併願者が増えるということは、
合格者の中から入学辞退する受験生も多いという
ことです。昨年の1次合格者は334名、そのうち
正規合格が募集人員ぴったりの100名、順位が
付く補欠候補者数は211名でした。繰り上げ合格
者数は非公表ですが、昨年は補欠順位200位台に
入ったところまで確認できています。そのためにも、
まず1次試験に合格することが絶対条件です。

ところで、先週の火曜からスタートした私立医学部
入試も、そろそろ序盤戦が終わろうとしています。
ここまで絶好調の人も、思うように行かなかった
人も、自分の弱点や問題点が入試を通して見えて
きたと思います。

メルリックスの生徒達も、自分の足りないところが
見えてきて「個別指導を入れてほしい」という相談
を受けるようになりました。この時期の個別指導は
本当にピンポイントになりますので、「頻出のこの
分野を」「○○大学で絶対に出るこの形式を」など
生徒からの要望も具体的です。

入試の合間に1コマ2時間でも個別指導を受ける
ことによって、自分の頭が整理され、また新たな
気持ちで入試に臨むことができます。
また先生に対して「ここができなかった」
「あれは予想外だった」と反省点を口にする
ことによって、自分の中のモヤモヤが解消
されて、気持ちが楽になる効果もあります。

弱音を吐くことは恥ずかしいという考え方も
あると思いますが、カウンセラー的な見地
から言うと、人に話すことは頭の中が整理
されるのみならず、目の前の人に自分の感情
を共有してもらうことで、ホッとするという
一面もあります。

その時、話を聞く方のコツは1つだけあって、
必ず中立的な立場を取るということです。
人の話を聞く時に、私達はつい肩入れしたり、
過剰に共感したり、そうじゃないよと決めつけて
しまいがちですが、そうではなく、相手の言う
ことをまずはすべて「そうなんだ」と肯定すること
から始めることが大切です。

この時期の受験生は、おそらく世界で最も
敏感な生き物です。(間違いありません)
こちらがこちらの都合で、勝手に「期待」したり、
「落胆」したりするのを敏感に感じ取ると、
「心配をかけまい」として自分の本音を口に
しなくなってしまいます。

私も毎日、生徒達からの「今日の出来」を
聞きながら、心の中だけで「がんばって」
と思っています。言わなくても、信頼関係
があれば必ずそれは伝わりますし、むしろ
言わない方がより深く伝わっているのでは
ないかと思います(と勝手に思っていますが、
違ったらすみません)。

さて、田尻学院長は順調に快復しており、
明日の検査で問題がなければ、どうやら無事に
退院できそうです。近いうちに、このブログでまた
皆様にお目にかかれると思います。


(写真は本日行われた近畿大学医学部一般前期の福岡会場です。会場受験者数は134名でした)

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