医学部入試

今日は獨協医科大学医学部と関西医科大学医学部の1次試験でした(2018-01-27)

こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。
今日は獨協医科大学医学部と関西医科大学医学部で
1次試験が行われました。

獨協医科大学医学部は今年から1次試験の会場に
栃木県にある本学キャンパスの他に、東京会場
(TOC五反田ビル)を設けました。受験生は敏感
に反応し、志願者数は昨年の1,530名から1,828名
と298名増えました。
ちなみに、センター利用の志願者は1,121名から
1,221名と、ちょうど100名増加しました。

獨協医科大学の一般入試は合格最低点を公表して
いませんが、1次合格ラインはまず50%台が目安
になります。獨協医科大学は2次試験でかなり
逆転があるので何とも言えませんが、3年前に
正規合格したメルリックス学院の生徒は50%台
後半でした。正規合格者はやはり6割ぐらい必要
ではないかと思っていたので「案外、低いな」と
思ったのと、その生徒は面接が非常に得意で、
小論文もかなり書き込んでいたので、2次試験で
結構、逆転があるのだなと実感しました。

今年は志願者が増えた分、成績上位者も増加して
いると予想されるため、1次合格のためには6割
ぐらいは欲しいところです。

また、もう1つ注意してほしいことがあります。
今年から獨協医科大学は理科の配点を200点から
400点に変更しています。先ほどの50%台後半で
正規合格した生徒の点数を、今年の配点に換算
すると60%をわずかに越えます。英語と数学は
5割だったその生徒は、理科で点数を稼いだので
必然的に理科の配点が上がれば、有利になります。

獨協医科大学一般の1次発表は2月3日(土)10時
です。センター利用の1次発表も同時に行われます。

また、今日は関西医科大学医学部一般前期の1次
試験も全国4会場で行われました。
関西医科大学といえば先日、来年度の入試変更
について発表したばかりです。

http://www.kmu.ac.jp/news/heisei31yokoku.html
2019年度(平成31年度)医学部入学試験について(予告)

関西医科大学は志願者数を公表していませんが、
福岡会場は90名と、昨年の133名から減少しています。
もともと母集団が小さいので、誤差の範囲はどれ
くらいなのかの判断も難しいところですが、
私立医学部全体の志願者減少のあおりは受けているの
ではないかと推測します。

福岡校の校長の分析によると、九州の受験生で明日、
大阪医科大学も受験する場合は、当然大阪会場か、
もしくは東京ひょっとして名古屋を選択して、
場所の移動を最小限に抑えようとするかもしれない
とのことでした。
(大阪医科大学の1次試験は福岡会場を設けていません)
また、あとに控える聖マリアンナ医科大学などとの
併願者にとっては、今日の関西医科大学を福岡で受験
することに、あまりメリットはないと思われるとのことです。

東京にいると、どうしても東京寄りの視点になって
しまうので、こういった意見は非常に勉強になります。
以前、普段は関西の予備校に通っている生徒の
受験相談に乗ったことがありましたが、関西の
医学部受験生がどう考えているのか、非常に
よくわかりましたし、関西から首都圏の私立医学部
がどう見えているのかも参考になりました。

関西にある大手予備校の赤本コーナーに「杏林と
東邦の赤本がない」と聞いた時は驚きましたが、
そもそも東京でしか試験を実施しない杏林大学医学部
や東邦大学医学部を積極的に受けようと考える受験生は
そう多くないということがわかりました。

結局、過去問を解いてもらって「対策しないと歯が
立たない」ということで、東邦大学の受験はやめて
首都圏の医学部は杏林大学、聖マリアンナ医科大学、
東海大学、日本大学を受験することになりました。
結果的に関西の医学部と、地方の医学部にも合格し
ましたが、最後に繰り上げ合格が来た東京の医学部
に進学することになりました。
私が相談に乗らなかったら、そもそも東京の医学部を
受験することもなかったかもしれないと思うと、
運命の不思議さと、この仕事の責任の重さを感じます。

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