医学部入試

国公立大学医学部の出願が締切られました(2018-02-01)

学院長の田尻です。

私立医学部専願の受験生にとって、国公立医学部の
動向は関係ないと思うかもしれませんが、全く無視する
わけにもいきません。私立医学部と国公立医学部を併願する
受験生の存在を忘れるわけにはいかないからです。慶應
義塾大学医学部、東京慈恵会医科大学医学部、
大阪医科大学医学部などの医学部への出願者の中には
国公立大学医学部との併願者が多くいます。これらの
大学の他にも東京の医学部では順天堂大学医学部、日本医科大学医学部、
昭和大学医学部も国公立大学医学部との併願者が
多い医学部です。これらの医学部は「入試難易度が
高い」ということもありますが同時に「学費が私立医学部の
中では安い」という共通点もあります。昨年4月に開設
された国際医療福祉大学医学部は私立医学部の
中では6年間の学費が最も安い医学部ですが、入学者の
8割程度は国公立大学医学部との併願者でした。
国公立大学医学部に合格したものの、国公立大学医学部の
入学を辞退して国際医療福祉大学医学部に
進学した人も一人いました。

私立医学部の補欠からの繰り上げ合格ですが例えば
東京慈恵会医科大学医学部の昨年の繰り上げ合格者は102名、
一昨年は151名、3年前が184名でした。恐らく東京慈恵会
医科大学の合格者の中で、国公立医学部にも合格した受験生が
東京慈恵会医科大学の入学を辞退したケースが少なく
なかったと思います。東京慈恵会医科大学の辞退者が出ることによって、
他の私立医学部に合格している受験生が
東京慈恵会医科大学に繰り上げ合格になれば、もともと
合格していた医学部の入学を辞退することになります。
このように医学部の繰り上げ合格は、いくつかの医学部に連動していきます。
例えばこの繰り上げ合格のように私立医学部と国公立医学部は
一定の関係を持って動きます。

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