医学部入試

聖マリアンナ医科大学医学部1次試験の合格者は517名でした(2018-02-07)

こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。

昨日、聖マリアンナ医科大学1次試験の合格発表
があり、昨年より32名多い517名の方が合格さ
れました。2年続けて1次合格者が500名を切って
いましたが、今年はまた500名の大台を越えました。

聖マリアンナ医科大学の2次試験は小論文と面接、
そして適性検査が行われます。
適性検査はYG検査と呼ばれる心理テストが行われ
ます。変に考えすぎずに「はい」か「いいえ」で
直感的にチェックしていけば大丈夫です。

小論文は2年前から傾向が変わり、漢字は出題され
なくなりました。医療に関する課題文を読んで、
問1で題名をつけ、問2で筆者の考えの要約、
問3で自分の考えを述べるパターンになりました。
昨年11月に実施された推薦入試でもこのパターン
で出題されましたので、今年も変化はないと思います。

ただ、昨年の推薦入試では課題文で出題されたのが
『ネガティブ・ケイパビリティ』という聞き慣れない
言葉の帚木蓬生による著作でした。
私も実際に読んでみましたが、全文を通して初めて
理解できるという部分と「すぐにわかりやすい答を
出そうとしないことが、精神科の患者に対する『共感』
に繋がる」という抽象的な概念が、高校生にはわかり
にくかったのではないかと思いました。

聖マリアンナ医科大学の小論文は、赤本には掲載されて
おりませんが、オープンキャンパスで過去3年分の問題
をいただくことができます。見たい方はおっしゃって
いただければと思います。

「聖マリは圧迫面接」とよく言われますが、実際は
受験生の答に対して、深く掘り下げてくる、いわゆる
「おざなりではない」面接が行われます。
時間は10分~15分ですが、大きな質問としては
時間内に2つか3つしかされず、1つ1つの質問に
対する回答に何度も質問されるケースも珍しく
ありません。型通りの答ではない、受験生本人が自分
の頭で考えた答が要求されます。

聖マリアンナ医科大学の2次試験は、小論文100点、
面接100点の計200点です。1次試験が400点です
ので、2次試験に1次試験の半分の配点があります。

とは言っても、正直、小論文や面接でそんなに差は
つかないだろうと思っていましたが、昨年、聖マリ
アンナ医科大学に正規合格した再受験生に「1次試験
は数学が全くできなかったのに、正規合格できたのは
2次試験で逆転したからだと思う」と言われました。

確かに、その生徒は数学は基礎レベルからやり直す
つもりで、既に4月からメルリックスの本科コースに
入学する予定で、それまでの学習計画も立てていま
した。「練習のつもりで」受験した聖マリアンナ
医科大学の1次試験に通り、あれよあれよという間に
正規合格し、医学部に進学することになりました。

2次試験直前に個別指導で聖マリアンナ医科大学の
対策をした時に、終末期医療についてやったところ、
当日ズバリ出題されるという幸運もありましたが、
この仕事をしていると、こんなこともあるんだなあと
驚かされます。
受験の神様が「1年でも早く医師になりなさい」と
再受験生である彼の後押しをしてくれたような気が
してなりません。


(昨日、合格発表時にサーバーがダウンしていたため、聖マリアンナ医科大学の在学生が送ってくれた画像です)

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