医学部入試

日本大学医学部N方式(2018-02-11)

学院長の田尻です。
今日から明後日13日(火)まで福岡校で久留米大学医学部と
福岡大学医学部の2次試験対策講座を行うために福岡に来ています。
今日は久留米大学医学部の小論文と面接対策を行いましたが、
私は面接対策を担当しました。

久留米大学医学部の面接は個人面接ですが、
個人面接で気を付けなければならないことは「医学部の面接だから、こうだろう」
と想像で考えてはいけないということです。「医学部の面接だから、こうだろう」
ではなく「久留米大学医学部の面接について、久留米大学医学部からは、
こう聞いたからこういう答えを準備する」です。高校でもそうですが、
塾・予備校でも医学部の面接について想像で指導している所が多いように
思います。今日は「そうじゃないんだ」ということを参加した受験生に伝えました。

前置きが長くなりましたが、日本大学医学部一般入試は通常のA方式の他に
N方式もあります。N方式のNは日本大学のNで、いわゆる全学部入試になります。
全学部入試というのは同じ日に同じ問題で入試を行い、
その結果で出願した全ての学部学科の合否を判定するものです。
日本大学で言えばN方式で医学部だけでなく、歯学部や松戸歯学部、
薬学部なども同時に受験することができます。

メルリックスの生徒、保護者向けの2018年度入試のポイント動画では、
日本大学医学部のN方式入試も取り上げました。
N方式は、日本大学の医学部以外の学部を志望する受験生が多いことから、
問題レベルは医学部受験生にとっては「易しい」と感じるレベルになります。
以前の近畿大学医学部後期試験と同じで、
医学部受験生にとっては高得点勝負になります。

「難しめの問題は厳しいけど、基本的な問題なら勝負になる」と考える医学部受験生には
定員が増えたこともあって、チャレンジしてもいい医学部入試だと思います。
定員が3名から10名に増えたこともあり注目大学として挙げました。
すでに1次試験を終えた医学部入試をなぜ今、取り上げるのかというと
「一口に私立医学部入試と言っても、通常の私立医学部入試とは
異なる医学部入試もある」ということをお伝えしたかったからです。
そして、これから行われる私立医学部入試の中にも
独特の医学部入試もあります。
それについては明日、お伝え致します。

ところで日本大学医学部の志望理由については
何を言うべきか苦労する医学部受験生が多いのではないでしょうか?
日本大学全体のパンフレットだけでは、他の医学部でも当たり前のようなことしか
書かれていないように感じます。パンフレットに書かれていないのなら、
ホームページを見て下さい。きっと、ヒントが見つかると思います。

私の担当する生徒で日本大学医学部N方式の1次試験に合格した生徒が
「日大の志望理由、何を言ったらいいかわからない」と言ってきましたので、
日本大学医学部在学のチューターから聞いた話を伝えました。
日本大学医学部在学の先輩がいれば、先輩に日本大学医学部の魅力を
聞くのもいいでしょう。