医学部入試

医学部入試情報は正確さが命(2018-02-18)

学院長の田尻です。

この時期になると毎年、外部の医学部受験生が私立医学部2次試験対策に来られます。
医学部の1次試験に何校か合格したものの、2次試験の結果が思わしくない
医学部受験生の方が「やっぱり、医学部合格のためには2次試験対策もちゃんと
やらないといけない」と考えてメルリックスに来てくださいます。

こういった医学部受験生の方達は、医学部の小論文や面接対策を
全くしていないわけではないのですが、
実際の医学部入試に臨んで「これではダメだ」と感じるようです。
医学部の2次試験対策のうち、私は面接対策を担当しますが、
外部の方の面接対策を行っているとよく感じるのが
「根も葉もない噂に振り回されている」です。

私立医学部入試で1次試験には通っても2次試験の壁が高いと、
2次試験を突破できない理由をあれこれ考えるようです。
特にそんな時に、医学部入試の単なる噂でしかない話に
引きずられてしまうようです。よくあるのが
「自分は再受験生だから合格できない」「医学部は多浪生を取ってくれない」
「地元優先だから自分は無理」こういう話は実際の合格者、入学者のデータを
見れば自分の思い込みに過ぎないことがよく分かるはずです。
メルリックスではメルリックスからの合格者のデータを持っていますので、
極めて正確な判断が下せます。

確かに「3浪以上は厳しい」「3浪までは問題ないが4浪からは厳しい」とデータから
読める医学部もあります。しかし、少数の医学部だけです。多浪というだけで門前払い
されてしまうと思われる大学以外は問題ないのに、全ての医学部不合格の理由を
多浪に求めるのは誤りです。

「医学部の面接で親が医者と言ってはいけない」逆に「親が医者の受験生が有利」
といった話や、面接の最初に「朝ごはんはちゃんと食べられた?」と聞かれたら
合格できないとか「長所や短所で、これを言ってはいけない」など、
誰がそんなことを言っているんだろうと思う話をこの時期に来られる受験生から聞きます。
医学部の教員や入試事務のスタッフの方達と日常的にやり取りしている私の感覚とは、かなり異なります。

受験生本人ではなく親御さんがどこかで医学部入試の噂を聞いてきて、受験生本人に
話すこともあるようです。子供を医学部に進学させたママ友が自信たっぷりに
「医学部入試は、こう」と言うと気になるかもしれませんが、自分の子どもが
医学部に合格しただけで、けっして医学部入試を専門的に研究しているわけでは
ありませんので、言っている事全てが正しいわけではないかもしれません。

医学部入試には、本当に様々な噂があるようです。根拠のない噂に振り回されずに
正確な医学部入試情報を基に医学部入試を考えてください。

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