医学部入試

英検資格が使える私立医学部入試(2018-04-04)

学院長の田尻です。

昨日は、2021年からセンター試験に代わる新テスト「大学入学
共通テスト」の英語で民間の英語資格・検定試験が活用されることが
決まったが、医学部受験生は今から慌てて英検やTOEFLなどの英語の
資格・検定試験を受験する必要はないだろう、とお伝えいたしました。

私立医学部入試であれば、急に英語の試験が英検などの民間の試験に
変更されることは無いと思います。新テスト実施後も、民間の英語の
試験に頼ることなく、自校で英語の試験を行うと考えられます。

ただ、現在でも順天堂大学医学部の一般入試B方式(定員10名)では
英検2級以上、TOEFL iBT 55点以上など、英語の資格・検定試験で
一定の基準を満たす成績を取得していることが、出願要件になっています。

また、英語の資格・検定試験の取得した成績によって英語の得点に
最大25点の加点があります。たとえば、英検ですと2級で5点、準1級で15点、
1級で25点が加点されます。英検1級を持っているとかなり有利に
なります。こういう話を聞くと「英検取ろうかな」と思うかもしれませんが、
現在では、英検などの取得資格、成績が活用される医学部入試は
福岡大学医学部センター利用の10名と、順天堂大学医学部の
一般入試B方式の10名だけです。順天堂大学医学部が第一志望であっても、
英検のために時間を費やすことには躊躇するところです。
私は、お勧めしません。

他には、兵庫医科大学が一般入試の受験資格に英語の資格・検定試験の
一定の成績が必要な一般入試Bを定員10名で始めます。
英検であれば、準2級以上かつ1980点以上が出願にあたって必要と
なります。兵庫医科大学の来年からの一般入試Bでは、1次試験、2次試験の他に
調査書と英語の資格・検定試験の成績を点数化するとありますが、
詳細はまだはっきりしません。

確かに、私立医学部入試でも英語の民間試験を活用しようとする動きは
あるかもしれませんが、しかしだからと言って今から民間の英語の資格・検定
試験に時間を割くのは、どうかと思います。

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