医学部入試

東北医科薬科大学医学部の2018年度入試結果(2018-05-01)

こんばんは。
トータルアドバイザーの鈴村です。

東北医科薬科大学のホームページには、2018年度の
医学部入試結果が掲載されています。

http://www.tohoku-mpu.ac.jp/admission/data/

これを見ると、志願者は1,873名と昨年の2,240名から
367名減少しています。
設立初年度の志願者2,458名から、これで2年連続で減少
していることになります。

合格者数は227名となっていますが、正規合格者は定員
の100名ぴったりしか出しませんので、127名の方が繰り
上げ合格になっています。これも2年連続で減少しています。

◎東北医科薬科大学医学部の過去3年間入試結果

2018 2017 2016
募集人員 100 100 100
志願者数 1,873 2,240 2,458
受験者数 1,673 2,042 2,278
正規合格者数 100 100 100
正規合格倍率 16.7 20.4 22.8
繰上合格者数 127 156 197
総合格者数 227 256 297
合格実質倍率 7.4 8.0 7.7
入学者数 100 100 100

繰り上げ合格が減少しているということは、単純に入学
辞退者が減少しているということになります。つまり、
それだけ東北医科薬科大学に行きたい受験生が入学して
いるということになりますが、それが良いことかどうか
は何とも言えません。

なぜなら、東北医科薬科大学医学部は、修学資金枠A方
式は6年間の学費が400万円。修学資金枠B方式は6年間
の学費1900万円に加えて、入学後は東北5県いずれかの
修学資金に申し込むため最大で1792万円が貸与されます。
つまり、私立医学部の中でも「学費の安い大学」であ
り、国公立医学部を志望する受験生が、併願で受験する
ことが多い私立医学部のひとつです。

その入学辞退者が減っているということは、国公立を含
めた他の医学部に進学する合格者が減っているというこ
とになります。東北の地域医療に貢献するという設立の
趣旨が影響していることと、2018年度入試では、同じ
2月1日に1次試験が重なった日本大学医学部N方式が
募集人員を3名から10名に増やして、志願者が増加した
ことも影響しているかもしれません。

医学部設立の前年度から、3年連続で入試説明会にお邪魔
させてもらっていますが、アットホームな校風が伝わっ
てきます。2年目に志願者が減少した時も「初年度はご祝
儀相場ですから」と、特に気にされていないようでした。

一期生は今年3年生になりましたが、CBT、そして医師
国家試験でどのぐらいの人数が合格するかで、ある程度
大学としての評価は定まると考えています。メルリック
スから進学した生徒達も頑張ってほしいと思います。

***田尻学院長との個別面談を希望される方はコチラ***
http://nyushi.melurix.com/archives/2297

※お電話で「田尻学院長を」とご指名ください!

***春期講習で大好評『はじめての小論文講座』を5月5日に実施***
http://nyushi.melurix.com/archives/2335

***GW先着10名様限定!お試し個別2時間無料***
http://nyushi.melurix.com/archives/2325


『医学部合格完全読本』かんき出版(Kindle版あり)