医学部入試

東海大学医学部が想定するAO入試合格者像(2018-06-09)

学院長の田尻です。

東海大学医学部が、AO入試で入学させたいと考える
受験生像は、はっきりしています。この受験生像に
自分が当てはまると考えられるのなら、チャレンジ
する価値は十分にあります。

さて、その東海大学医学部が望んでいる受験生像の
話をする前に、そもそも東海大学医学部がAO入試を
考えるきっかけの話から、しなくてはなりません。

数年前に、東海大学医学部入試の事務方トップの
方と鈴村TAとの話の中で、東海大学医学部が第一志望
だった生徒が他の医学部に進学した話が出ました。

この生徒は高校時代、プロから声が掛かるくらい
スポーツに熱中していました。現役生の時は、スポーツに
夢中で勉強に時間を割けず、その結果現役での合格には
学力が足りず、メルリックスでの浪人生活を経て東海大学とは
異なる医学部に進学を果たしました。

この話をした時に東海大学の方は「高校生の時、何かに
熱中していれば、現役の時は学力が足りないだろう。
しかし、浪人して学力がつけば今度は東海大学以外の
医学部に行ってしまう。やれば伸びるのは分かっているので
こういう受験生を現役生のうちに取りたいけど、何かいい
方法はないだろうか」という話になり、その会話が発端となり
今回のAO入試の導入に繋がっていきました。

この話から分かるように、東海大学医学部がAO入試で
入学させたいと考えている人物像は「高校時代、何かに
一生懸命に取り組んだ。その結果、高校3年次の学力は
医学部に一般入試で合格出来るほどではないが、医学生に
必要な能力は十分に持っている人物」です。

「何かに一生懸命になれる人は、勉強にも一生懸命になれる」
この考えが「希望の星育成」入試の基本的な考えになっています。
5月に東海大学医学部を訪れた際に、AO入試のきっかけと
なった生徒の話が出ました。自分の学力に、今は自信が持てて
いなくても、東海大学医学部は伸びしろを見てくれます。
医学部志望の現役生は、東海大学医学部の新しい「希望の星
育成」入試を一度は検討するといいでしょう。

<鈴村より追記>
私が考えていたようなことは、東海大学ももちろんそうですが、
他の大学も充分に考えていると思います。大阪医科大学の
「建学の精神」入試や、杏林大学のAO入試も同じような考えの
延長線上にあると思います。

ちなみに、この時の話題に出した生徒さんが、進学した医学部の
広告パンフレットに出ていることを今日、偶然目にしました。
早速「出てるね!」と連絡したら、「たまたま載せてもらえた
んですよ~」と謙虚な答が返ってきました。
彼は今、医学部の4年生で、大学でも非常に優秀な成績を修めて
いると聞いています。一般入試の成績はそれほどずば抜けては
いなかったと思いますが、どの医学部も喉から手が出るほど
欲しい優秀な逸材だと思います。

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