医学部入試

模試の合格可能性判定の考え方(2018-06-21)

学院長の田尻です。

今年度に入って最初の模試の結果が既に戻って
来ていたり、間もなく戻ってくる頃でしょう。
模擬試験の結果を見る時、受験生の皆さんは、
どこを見ますか?各科目や全科目の偏差値も
気になるでしょう。どちらかといえば、得点
よりも偏差値の方が気になる受験生が多いの
ではないでしょうか?

しかし実際の医学部入試は、日本大学医学部や
東海大学医学部を除けば、合否判定は偏差値では
なく、得点で行います。それも全科目の合計点で
合否を判定します。「偏差値を気にする必要は
無い」ということではありませんが、偏差値だけで
なく得点も見てください。偏差値での順位と得点での
順位は異なることがよくあります。

そして、もう一つ受験生の皆さんが気になるのは
「合格可能性判定」でしょう。一般的に、AからEで
表される志望校の合格可能性判定は受験生にとって、
とても気になるところだと思います。特に高校3年生の
受験生は、医学部受験生として初めて合格可能性判定を
見るわけですから、気になるのも当然でしょう。

ここで考えて欲しいのは、去年までの模試での合格
可能性判定は、自分と同学年しか受験していないテスト
での合格可能性だということです。実際の医学部入試は
現役生だけでなく浪人生も多くいます。医学部再受験生も
います。浪人生や再受験生も含んだ合格可能性判定
ですから、去年までの合格可能性判定とかなり違う
可能性があります。

志望校の合格可能性判定の前に各科目、全科目の
偏差値は間違いなく厳しい数字が並んでいるでしょう。

しかし、それは当たり前です。高校3年になった
ばかりの受験生と高校をすでに卒業している受験生では
現時点ではどうしても差があります。そのことを
踏まえて模試の結果を見てください。

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